タマサンカの戯言

アボカドベジー

 昨日、年が明けてから初めてSUBWAYのサンドイッチを食べた。メニューはもちろんアボカドベジーである。山ほどサンドされたシャキシャキの野菜をばりばりむしゃむしゃ食べていると、現代人が忘れつつある動物本来あるべき野生の記憶を取り戻すかのような快感に浸れる。アボカドは野菜との相性が抜群に良く、パンチの効いたワサビドレッシングが食欲にますます拍車をかける。オリーブも良いアクセントになっている。
 そもそも俺はオリーブが苦手だったんだけれど、ブライトリングメンバーズサロンでワインのあてに出されたオリーブを食べてから、俺の中のオリーブ観が180度回転した。どこがどう美味しいのか具体的に説明するのはものすごく難しいんだけど、ぐにゅっとした独特の食感と、強からず弱からずの酸味は妙にクセになる。とにかく言えることは、俺は、苦手なものを克服できる、成長し続ける30代だということ。
 昨年末、もっとも笑ったニュースは、マンデラ元大統領の追悼式典で、オバマ大統領の講話を手話通訳士がデタラメに通訳した、という話。オバマの意に反し「さあパーティをはじめよう! 大きい魚、小さい魚、確かに演説は退屈だ」みたいに訳されたらしい。あれだけの大イベントでインチキを働いたことも驚きだが、通訳するさまが威風堂々としているところが笑いを増幅させる。
 …きみが指差していたもの、間違っちゃいないのかも。誰が信じてあげなきゃいけなかったんだ?