腹鉄男のレンタル・ライフ

家族ゲーム

 久々にTSUTAYAへ行ったら、新譜の入荷がチャートをにぎわすアーティストだらけという傾向がますます顕著になった気がした。チャートをにぎわすアーティストといえば、AKBとかEXILEとかジャニーズ系とか。そんなだから、思わずももクロをレンタルしてしまう。全編を通して、叙情性とキャッチーさが同居しているのはJ-POPの王道なんだけど、意外にドラマティックな曲もあって、かのマーティ・フリードマンがカバーアルバムを出してしまうのも多少は理解できる。
 Superflyは、バンド名義ながら、実のところ越智志帆のソロプロジェクトである。ヴォーカリストとしての力量に疑う余地はなく、名うてのミュージシャンが加入して、売り方ひとつでは英米でも活躍するポテンシャルは十分持っていると感じた。
 仕事の方は、もはやノウハウを掴んでしまったので、かなりのゆとりである。隣の席の三毛猫みたいなヘアスタイルの男は、赤ん坊がそのまま50歳になったような性格で、他の社員と衝突することも珍しくない。俺にゆとりはあっても、職場単位で見ればまったく気を抜けない。
 帰宅して、気候が良いので散歩して、そのあとは食事してドラマ見て眠りにつく。「家族ゲーム」は、壮絶な過去を持つ主人公が、別の家庭に潜り込んで家族を変えるというストーリー。これって、「家政婦のミタ」と構図がよく似ている。
 …ふれても、ふれても、遠く離れていた。何度も、ほら何度でも、涙こぼれ落ちた