再考レイン・イン・ブラッド
この春は、仕事の具合と花の開き具合のタイミングが合わず、花見をせずに終わりそうだ。もう一つ、春の楽しみといえば福島競馬。福島牝馬ステークスに合わせ、クリスチャン・デムーロや内田博幸らトップジョッキーも福島入りしていた。ハナを奪ってペースを落とす内田騎手の絶妙の逃げも見られたし、デムーロ弟の重賞制覇も見れて大満足だった。外人ジョッキーの中でも、デムーロ兄弟とルメールとスミヨンあたりは群を抜いて巧い。ラスト1ハロンで、垂れそうになる馬を奮い立たせる技術には毎度驚かされる。俺と言えば、この日の収支は赤字である。
春のドラマは、安定の「ガリレオ」と、桜井翔の新境地が見られる「家族ゲーム」を除けば不作という感想。家族ゲームで「いじめ」の扱い方を見て、いじめっ子は戦々恐々とし、いじめられっ子は一筋の光明を見出したのではないか。NHKのあまちゃんは、展開が性急でますます目が離せない。ちなみに、あまちゃんのモデルになった久慈市の大向さんは、地元の水族館で臨時職員として働いているとか。
へヴィメタルの本を読んでいたら無性にそればかり聞きたくなる。久々にスレイヤーの「Reign in Blood」を聴いて、クォリティの高さに驚いた。世界一残虐と称えられるギターリフは、曲の中でパターンがころころ変わるし、ドラムも変調したりする。速くて激しいからスラッシュメタルのジャンルに括られてしまって、そのカテゴライズに間違いはないんだけど、聞けば聞くほど複雑で次元が高い。10曲収録でわずか30分足らずのアルバムだけど、3時間分の内容が凝縮されているかのようだ。
…誰にもわからない。何も聞こえないさ。誰にもわからない。鬼の子だったってよ。羽を手にして、呵々と笑って、我に返って、因果応報とは
- アーティスト: Slayer
- 出版社/メーカー: Rhino/Wea UK
- 発売日: 2006/08/14
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