放射能以上の脅威

江頭2:50

 気候が春めいてきたら、鼻もむずむずしてきた。花粉もさることながら、これに加えて黄砂とPM2.5とか言う微小粒子状物質が中国から飛んでくるから、大騒ぎをしている。油断すると、あれ、なんだっけ、AM3.8じゃなくて11PMじゃなくて…。と、思わず名前を忘れしまう。中国から江頭2:50が飛んでくる、と覚えたら、PM2.5という単語がスムーズに出るようになった。
 久々に映画を見た。デンゼル・ワシントン主演の「フライト」。航空機事故の話かと思いきや、アルコール依存症が本筋。「デンゼル・ワシントンにハズれなし」と良く言われるが、まさにその通り。感想は「正直者が馬鹿を見る」のひと言。
 ドラマ「最高の離婚」は、佳境に入るにつれてドロドロしてきた。相変わらず脚本がおもしろくて、釘づけである。序盤は気持ち悪いだけに思えた瑛太の役が、この頃は憎めないどころかむしろ愛着が湧いている。いけすかないと思った綾野剛の役も、実はコミカルで目が離せない。強気でいながら悲壮感の漂う真木よう子は、まるで戦時中の女性のようだ。尾野真千子のキャラはスカッとして気持ちが良い。
 …袈裟懸けのマイギター。額にはサード・アイ。罰当たりなロックンロール。溢れ出す両手の業。布施に頼らずとも極上のセッション