インフルリレンザ

ロビン

 時間つぶしに筆をとってはみるものの、これから書き留める内容は支離滅裂になるかもしれない。なぜなら、リレンザを服用中だから。
 仕事から帰って着替えようとしたら激しい悪寒に襲われ、検温したら39.0度。これはまずい、と救急外来を受診。熱は39.4度まで上昇するも、インフルエンザ検査は陰性。その日は解熱剤だけ処方してもらって様子を見たが、一晩すごしても体調は回復せず、翌日に実家のそばにある町医者の門をたたいた。そこでもう一度インフルエンザの検査をしたら、今度は見事に陽性。リレンザを含んだ薬を一式と、点滴を処方してもらった。
 実家の祖母は「あそこの薬は効くだっぺ」などと昔から繰り返し言うぐらい、この町医者で処方される薬に絶大な信頼を寄せている。点滴をキメながら、医者と患者との問答を聞くともなく聞いていると、「その後、胃腸の具合はどうですか?」「薬さえ飲んでいれば調子良いです。先生が出してくれた薬は最高に効きます!」と、怪しいテレビショッピングの台詞回しのようなやりとりも垣間見られた。俺も自宅に戻って薬を服用したが、まるで憑き物がとれたかのように体は楽になり、夜はぐっすり眠れるし、次の日の午後には体温も平熱に戻った。下手をしたら、一歩間違えばヤバいような、認可されていない薬でも出しているのか。
 体調は良くなっても、感染を拡大させらないから家に引きこもっているしかない。「崖の上のポニョ」をまともに見たことがなかったのでこの機会にちゃんと見た。大傑作とか駄作とか評価が真っ二つに分かれる作品だが、画の作り方とかも楽しくて個人的には好きだと思った。宮崎駿監督が「5歳児のために作った」と言うぐらいだから、何も考えずに見ても楽しいし、「あのトンネルは産道を逆に進む意味で、子宮戻って云々…」と色々考えながら見るのも一興である。ちなみに、フジモトのことが吉井和哉にしか見えないと思っていたら、本人も自覚していたようで、コスプレしてた。(画像)
 その他の暇つぶしは、アンドロイドでJ-WAVEやNACK 5を聴いたり、パズドラをやったり。パズドラは課金を強要するタイプでもないし、この手のコツコツ進めるRPGは嫌いではない。
 BSで、奥田民生真心ブラザーズSPARKS GO GOのライブの放映があった。BSとは言え、テレビでスパゴーを見れるのは嬉しい。そして、物凄いライブだった。骨太な演奏力に、強力な喉から放たれる歌。それに見合った楽曲。今からでもいいからブレイクしてほしい。
 …オナラが恥ずかしなったのは、いつからだろう。涙隠すようになったのは、いつからだろう。嘘をつけるようになったのは、いつからだろう。裸が恥ずかしくなったのは、いつからだろう。そうやって守り抜いたこの僕も、結局最後は消えてしまうのに