ラマダン

大腸ガン検診の様子

 便鮮血検査で陽性反応を出した俺は、大腸の精密検査を受けることになった。検査前日から食事制限が敷かれ、医者から渡されたレトルトの食事とお茶などの水分以外は口にできない。お菓子もスウィーツも口にできないのはツラかった。食べてはいけないと思うと余計に食べたくなる。
 検査当日は、2リットルの下剤と、それから2リットルの水分を飲み続け、消化器を空っぽにしなければいけない。腹はたぷたぷ。まるで、潮吹きモノのAV撮影の準備をする女優みたいだ。そして、トイレへ行った回数は、実に12回。
 検査そのものは、尻の穴ルにカメラを挿し込んで腸内の状態を診るんだけど、肛門様通過時は案外スムーズなもの。しかし、腹の中をカメラが動くのは生きた心地がしない。どうもうまく行かうなくて、一度引っこ抜き、別のカメラに交換して再インサート。それでもうまく行かず、30〜40センチのところで断念。バリウム検査に切り替えることになった。
 上の口からバリウムを飲むものかと思いきや、これも尻の穴ルからの挿入。下っ腹に異物が流入されたらすごく痛かった。うつ伏せたり、横を向いたりを繰り返して検査は終了。
 病院を出て、久々に食べた娑婆の飯はものすごかった。「お尻の処女を3度も奪われた」と言ったら、「2度目と3度目は処女じゃないでしょ」と嫁。ちなみに、検査結果は異常なし。
 appleから、iPad3が発表された。16GBのwi-fiモデルなら、たったの499ドル。そして極薄。円高の今が買い時か。
 …今日の僕を賞味できる期限は今日。眠らせて、腐らせるくらいならばと、青いままでヘタもとらず落ちた僕を、君が受け取ったんだ