犬人間

中畑清氏

 ベイスターズの監督に就任した中畑清については、理論のりの字もなく、勢いとノリで思いついたまま、東北訛りのイントネーションに乗せて野球解説をする様子から、監督業どころか頭の良し悪しにすら疑問を抱いてしまう。現役時代の栄光にすがり、野球の勉強を怠ってきたに違いない。一方、勇退した落合博満氏は、元三冠王の栄光を微塵も感じさせない戦術論者で、坊主頭にしてからは、まるで哲学者のような風貌である。中畑清のメッキがいつ剥がれるか、来シーズンのセ・リーグの見どころの一つである。
 生涯初の人間ドックを体験してきた。せっかくだから胃カメラも飲んだが、「リラックスして力を抜いて」と言われたが、とてもじゃないが力なんて抜けるもんじゃない。喉からいっぱい血が出た。拷問の類いだ。
 時期尚早と思っていたスマホだが、まんざらでもない気がしてきた。文字入力のしやすさを重点事項と考えているが、正直言ってフィーチャーフォンのテンキーもそれほど良くはない。一方、スマホも、フリック入力に慣れればそれほど悪くはないと、ホットモックを触って思った。
 年末の楽しみは、トヨタカップ有馬記念。JCの勝利で、ウォッカダイワスカーレットをも凌ぎ「史上最強牝馬」との声も上っているブエナビスタと、二段スパートを武器に三冠馬となったオルフェーブル。今年の出走メンバーは、はっきり言って凄い。
 …生きてる間すべて遠回り、すべて大回り、なのにそれなのに、近道探してみて、小回り、おまわりに見つからないようにばかり。あげくの果ては拝み、神頼み、少しでも楽に、他人よりも前に。叶わぬと知るや否や、嫌み、ひがみ、、鬼畜の極み、南無阿弥陀仏