2011年。

ジョブズ氏

 今年も終わりかけているので、せっかくだから「今年の○○」みたいなものを書き留めてみたい。
 今年の世相を漢字一文字で表すと「絆」。震災がらみで、ネガティブな漢字が選ばれるかと思いきや、予想に反して案外ポジティブなところに落ち着いた。
 新語・流行語大賞は「なでしこジャパン」。これを"流行語"と言うのかは疑問に思うが、快挙であることに間違いはない。「絆」はここでもトップテンにランクイン。ほかには、「どじょう内閣」、「こだまでしょうか」、「ラブ注入」など。
 漫才日本一を決めるTHE MANZAIは「パンクブーブー」が優勝。俺が好きな千鳥も、決勝まで行った。
 競馬界の主な出来事は、オルフェーブルが三冠達成。ヴィクトワールピサドバイワールドカップで優勝など。二日後の有馬記念が楽しみでしかたない。
 ドラマは、「マルモのおきて」と「家政婦のミタ」が大ヒット。前者は、子役人気と阿部サダヲのコミカルさがドラマの内容にハマった。後者は、シュールなコントを延々と見せられているような気分だった。
 著名人の逝去は、レスラーの上田馬之助、サッカーの松田選手、ギタリストのゲイリー・ムーア、アップルのスティーブ・ジョブズ(画像)。「俺が死んだらスポーツ紙の見出しは『だんしがしんだ』にしてほしい」と生前話していた立川談志。ほかには、上原美優の自殺とかもあったっけ。
 …生まれた時、すなわちそれが入口。あとは誰しもが死ぬ時が出口。生きてること、それこそ回り道。長い暇つぶしそのものが命。なのに、なぜに我先に、向かう先は出口とも知らずに、イチ抜けるために日々自分探し、ならぬ肝試し、終いにゃうらめし