ゴールデンサークル vol.16

武道館

 ユニコーンジュンスカの対バンという、バンドブーム世代垂涎のイベントに行ってきた。会場は、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」にも歌われた、音楽の聖地日本武道館。ここでコンサートを見るのは、十数年前のイングヴェイ・マルムスティーン以来である。先日、アリーナでユニコーンを見たばかりだが、なるほど、武道館には広大なアリーナとは一味違う一体感みたいなものを感じる。氷室京介が「ライブハウス武道館へようこそ!」と叫んだ気持ちが良くわかる。
 オープニングアクトはOKAMOTO'S。THE PRIVATESの息子「オカモトレイジ」がドラムを叩き、ダウンタウン浜田雅功の長男が「ハマ・オカモト」がベースを弾く話題のニューカマー。ボーカリストは、顔はまるでミック・ジャガーのような、画に描いたようなロック顔でステージパフォーマンスもなかなかのものだが、肝心の歌がいまいち。オーディエンスも、七割は座ったままで盛り上がりもいまいちだった。3曲を歌い終えると、イベントMCの寺岡呼人が登場。ジュンスカイウォーカーズをコールし、会場のボルテージが一気に高まる。
 次回へつづく(かも)
 …けど痛みを知って、初めて大空の扉が開いた。醍醐味の人生。これぞピカロの一生