番組改編

11人もいる!

 10月スタートのドラマは、まずまず粒が揃っているという感想。いかにも大作志向の「南極大陸」はテーマが重すぎて観る気になれないが、その他は、週刊少年ジャンプを毎週読むような感覚で見れそうだ。前クールが散々だったCXの月9も、今回は及第点。AKBのファンは、大島優子の下着シーンに息を呑み、「私なんて…ヴァージンなんだから」の台詞に狂喜乱舞したとか。ゴールデンタイムのドラマはさておき、最も期待しているのが金曜スタートの深夜ドラマ「11人もいる!」(画像)。宮藤官九郎脚本というだけで、食指が動くが、幽霊役で出演する広末涼子にも注目が集まる。
 俺の対面の席のドンキーコングと、隣の席のへの字口の男はとにかく折り合いが悪い。片一方が席を外すと、必ずもう片一方が悪口を始める。そして、相槌を俺に求めてくる。一度腹を割ってじっくり話し合ってくれ、と諭すが、事態が前進する見込みはない。内容的には「どっちもどっち」と言ったところ。
 そんな不毛な話を聞かされた夜はテブクロ(猫)と酒呑むわな、月でも見ながら。
 …アスファルトの荒野をゆく。五月蝿いのはアメイジンググレイス。哀しいかな、負け犬は傷を舐めて血迷う