アナログにはアナログを

黒柳徹子

 月曜日は仕事が休みだったので、当然のように徹子の部屋を見る。この回のゲストは平子理沙。「あたくしが思ったのは、モデルさんにしてはバストが大きいわね」などと、相手が誰であろうと独特のテンポでトークは進み、そして、徹子さんが女性ファッション誌のモデルを務めた話に。画像の左が平子理沙風メイクで、右は黒木瞳風メイクだそうだ。こんなに笑ったのはいつ以来か、と言うほど笑えた。
 会社で使う俺のパソコンが新しくなった。OSは、windows7である。XPと較べると、角が取れて視覚的に曲線的になり、動きも滑らかになったという印象。カクカクした機械的なイメージを排除して、ジジババに取っ付きやすく見せようという魂胆か。俺としては、曲線的で滑らかなあたりに、逆に機械っぽさを感じた。XPのときもそれがいやで、デスクトップテーマをあえて"Windowsクラシック"にしてたんだけど、今回もこなれてきたらそうしようかな。
 車載テレビとかはアナログなので、上下の黒いラインで画面が狭まれ、地デジコールセンターの案内が常に表示されてうっとおしい。見れば見るほどイラつくので、今度長時間見るときは、上下のラインに黒いガムテープを貼ってやろうかと思う。目には目を、歯には歯を、アナログにはアナログを。
 一時期、ふくしまFMで"毛皮のマリーズ"というバンドをパワープレイしていた。哀愁漂うメロディに気色悪い歌詞が乗っかるんだけど、何より歌声が異質で気味悪い。こんなバンド売れるわけないと思って、ふとiチャネルでタワーレコードのCDランキングを見たら3位になっていた。やっぱりアーティストって、ちょっと異質なぐらいのほうが売れるんだわな。
 …「毎日同じ繰り返し」とあなたは当たり前みたいに明日を待つ。人はいつ死んでしまってもおかしくないのに、それを見落としてる。どうか見つめて、命の尊さを。さすればきっときづくはず。"当たり前"なんかないんだと