ゲルマン魂

tetsuo_hara2010-06-01

 親善試合で、サッカー日本代表イングランドを相手に意外にも善戦した。この前、韓国にコテンパンにやられて悪い膿が全部出たのか。システムを4−1−4−1に変更(相手国のカペッロは「9−0−1?」と失笑したが)したのと、中村俊輔をベンチに置くという二つの英断を同時に下したのが奏功した様子。
 南アフリカ大会後の代表監督について、ギド・ブッフバルト(画像)の就任が有力視されている。ブッフバルト氏の指導者としての実績は、日本では浦和レッズをステージ優勝に導いたが、海外での実績は無いに等しい。これは、鹿島アントラーズでの実績はあるけど海外実績は皆無というジーコの経歴に酷似している。それに、浦和をステージ優勝に導いたのも当時在籍していたエメルソンという屈強なフォワードの力によるところが大きい。俺は、ブッフバルトが監督じゃ日本は強くならないと思う。
 カズこと三浦知良選手が小学生相手に特別授業を行なった際、「"ドーハの悲劇"のとき、どんな気持ちでしたか?」と質問された。このときのことをカズは、まだ生まれる前のドーハの悲劇のことを小学生が知っていることに対して驚きと喜びを感じると語っている。ドーハの悲劇は、スポーツ界を飛び出して、日本の歴史の1ページになってしまった。
 通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"が一人暮らしをしていたとき、己れの誕生日に寿司を一人前だけ出前して、自分で自分のことを祝っていたことがあった。その光景をサッカーになぞらえると、まさに"絶望ヶ丘の悲劇"と言えるほど酷くて悲しげなうしろ姿だった。
 …飛びすぎた話を元に戻していくような、まるでくだらない事をする君と、宇宙に浮かんで地球を眺めているような、希望と不安が入り混じる感じへと変わって行くだろう。僕の頭のループを辿りながら、始まることのない世界の始まりへと