村の中学生

tetsuo_hara2010-03-20

 近所の熟年夫婦が九州方面にフルムーン旅行に行った。お土産は、からし蓮根(画像)。蓮根のシャキシャキ感は噛むたびに心地良いが、からしの辛さは尋常ではない。俺はもともと根菜が大好きである。これを食すのは生まれて始めてだったが、辛さに対して心の準備さえすれば結構おいしく食べられる。しかし、フルムーン旅行のお土産が激辛のからし蓮根だなんて、これまでの夫婦生活がどんなだったか、思わず深読みしたくなる。
 仕事から帰ると、近所の人たちが道端に出てざわざわしている。渦中にいるのは、中学生の男女が一人ずつと教師らしき中年男性。どうやら、夕刻に街をうろつく中学生を偶然教師が見つけ、注意したらしい。それに中学生が「うるさーいもうほっといてちょうだいぼくちんもうやりたいほうだーい!」などと凄い勢いで逆ギレし、騒ぎとなった。中学生は逃げるでもなく夜の袋小路に静かに消えていった。直後に教師が我々ギャラリーに歩み寄り、「どうもお騒がせしました。これが、我が校の実態なんです」と頭をかきながら釈明した。鉄拳制裁すれば体罰問題にされるし、叱り方を少しでも間違えると不適切な指導などと言われる。そしてつけあがる中学生。俺は、鉄拳制裁を解禁したほうが生徒の今後のためにも良いと思う。
 パネラーとしてテレビ出演した場合、カメラに拾ってもらうためにはオーバーに手をはたいて口をどでかく開け、できるだけ下品に笑わなければならない。俺は、バラエティ番組で見る高橋英樹の笑い方がいやで仕方ない。
 …迷信に近い、偶然の法則。僕の中、雪崩落ちてゆく。気に止めるべきことは、やがて忘れてくだろう