GOODBYE TO 2009

tetsuo_hara2009-12-31

 紅白歌合戦の大トリは北島三郎氏。氏のことは歌手として尊敬に値するが、俺の2009年はサブちゃんには締めさせない。焼酎(画像)とか飲みながら、OZZY OSBOURNEの「BLIZZARD OF OZZ」に締めてもらう。
 3曲目「GOODBYE TO ROMANCE」の、ランディ・ローズがスタジオに3日間一人で篭もって作ったと言われているギターソロのところで「怪我してシルバーウィークを棒に振ったのは余計だったけれど、今年も悪い年じゃなかったなあ」などと回顧しつつ涙ぐむ。
 荘厳なハモンドオルガンの旋律からはじまる6曲目の「MR.CROWLEY」には「死の番人」という邦題が付けられている。今年は海外ではマイケル・ジャクソンが、国内では忌野清志郎が、アベフトシが、そしてつい数日前にはフジファブリック志村正彦が亡くなった。ランディ・ローズはとっくにこの世にいない。
 「すごーーーい」とか「おいしーーー」などの感嘆詞を発した後(又は発しながら)、首を左右に微動させる女の子ってたまにいるよね。あれは一体何なのかずっと考えていたら、ROLLY(旧名:ローリー寺西)が「ギターソロは顔で弾く」と名言を吐いたことをふと思い出した。つまりきっと、「すごーい」、「おいしー」と感嘆して恍惚としている自分を表現する方法が、首を左右に微動させる行為なのだ。それは、ギターソロの流麗なメロディに酔い、恍惚の表情で首を微動させるギタリスト(特にチョーキングのところ)と同類である。「すごーい」や「おいしー」はボーカルのシャウトみたいなもので、その後に女の子の頭の中にギターソロが鳴り出すのだ。ランディのギターソロを聞いていたら、そんなことを思いついた。
 わたくしからは以上です。それでは良いお年をお迎えください。
 …まだ未来は空っぽのままで、新しい世界に負けそうだぜ。くだらないのはおれの方だろ。わからないのかい、絶叫の理由が