今年の音楽業界とか

tetsuo_hara2009-12-29

 給料はどんどん下がるが、昇給することで辛うじて持ちこたえている。俺については、年が明けたらかつてないほど気前良く昇給させてくれるらしい。「労働」という役務を会社に提供している以上、「給料」という反対給付を受けることこそがエクスタシー。生活水準を上げるも良し、貯蓄に回すも良し。
 不思議と今年はヘヴィメタル系のCDを1枚も買っていない。Guns N' Roses、AC/DCMETALLICAと大物がこぞって傑作をリリースしたのがつい最近のことのようだが、どれも昨年の話だった。新しいバンドが台頭しないことにはシーンが活性化しない。
 紅白歌合戦は今年も懐メロだらけの様相。面子を見るにつけ、俺の中では去年に引き続きPerfumeの一人勝ちだが、それにAKB48がどこまで追随できるかが見どころか。口パクな点も含めて、機械仕掛けみたいなPerfumeをプロデュースした中田ヤスタカは天才だが、おニャン子クラブの時代から相も変わらず男心をくすぐり続けるAKB48プロデューサーの秋元康も天才である。AKB48で唯一名前を知っているのは、深夜の競馬番組「うまプロ」への出演が決まっている篠田麻里子(画像)。メンバー最年長だそうだがいちばん可愛いと思えた。
 紅白で、10代から20代女性の視聴率を稼ぎたいなら、青山テルマ加藤ミリヤとJUJUの三大ディーバのどれかを出演させれば良い。そうはしなかったということは、若い女性は未だにジャニーズしか見ないと関係者が思っているのか。余談だが、三大ディーバはどれもこれも顔が酷いという共通点がある。
 大塚愛の関西弁は非常に可愛らしくて好感が持てるが、倖田來未の関西弁は下品極まりない。同じ関西弁でもこうも違うものなのか。ちなみに、U字工事の北関東弁と志村ケンの北関東弁。これはどちらも面白く聞こえる。
 今年のベストソングを3つ。誰なのかは明かされないが、明らかに誰かを追悼する意が込められた、再結成ユニコーンの「HELLO」。そして、レコード会社がちゃんとプロモーションすれば売れるに違いない、スチャダラパーの「ライツカメラアクション」。さらには、非凡なメロディセンスが発揮されまくりのRADWIMPSの「タユタ」。
 今日はサカつくしたり読書したりした。読書していろいろ勉強になった。人間が生まれたときにはもともと四つの葉っぱを持っていて、自分で削るのか他人に削られるのか知らないけれど成長するうちに葉が一枚欠けて三つ葉になってしまう。つまり、四つ葉のクローバーという特別な存在から、三つ葉畑の普通の存在になってしまうのだそうだ。そして、もともと持っていた4枚目の葉っぱを取り戻す気持ちで人生を歩むべきだ、みたいな話とか。
 栗の木は、秋になるとイガイガの面白い実をつけるだけにとどまらず、下を通るハゲ頭のオヤジにそれを落としたりして遊んでるから、それを見たポプラの木がすごく羨ましがっているという話とか。
 ハトが「グルッグー、グルッグー」と鳴く理由は、時々鳴いて仲間に居場所を知らせておかないと組合がうるさいからだとか。もちろん組合を抜けて一羽で生活してもいいのだが、独立したハトの話を聞くと何かと大変そうだから独立はしない、なんて話とか。
 …きみの手はあまりにも小さすぎて、世界を正しく使えないでいた。聞きたいかスーサイド。一瞬の後悔は取り返しがついたんだ。急いで部屋を出ろ