有馬記念的中で良い正月を

tetsuo_hara2009-12-25

 日本漢字能力検定協会が発表した、今年の世相を表す感じは「新」だそうだ。俺の場合は「落」か。階段から落っこちたのもそうだが、iPod touchに曲とかアプリを落としまくったりもした。しかし、理事長が利益を不正流用して問題になったのに、よくも抜け抜けと「新」なんて発表できたもんだ。
 ちなみに、iPod touchのアプリで最近笑ったのはコレ(画像)。iPod touchを傾けながら小便器めがけて小便をするだけだが、ハエが飛んでくるのでそれを狙い打つとちょっとしたフィーバーみたいなのが起こる。どうしょうもなくばかばかしいのだが、こういうアプリを誰でも作れる土壌こそiPod touchiPhoneヒットの礎である。
 競馬ファンならずとも国民の多くが注目する競馬の祭典「有馬記念」の枠順が発表された。金曜日の前売りの時点で1番人気はブエナビスタの3.6倍。これはほぼ予想通りだが、ドリームジャーニーが4.8倍と、ブエナに迫る人気になっている。俺もすでに色めき立っているが、過去、有馬記念を的中させた記憶はない。
 昨日も今日も「今年の漢字は…」とか「タヌキが…」とか言いながら、年賀状からブログに逃避している。そもそもまだ年が明けていないのに「明けましておめでとう」とか「今年もよろしく」とか書けと言うのがおかしいのだ。年末の気分にどっぷり浸っているのに「謹んで新年のお慶びを」なんて書かせるのは精神衛生上良くない。話は月刊音楽誌とかに飛躍するが、まだ今年が終わってもいないのに「2009年の傑作アルバム!!」などと特集を組むのは時期尚早である。12月号が出るのは11月だから、編集作業は10月に行なっているはず。まだ2ヶ月以上も残っているのに2009年を総決算して良いはずがない。しかし、俺の知る限り、ヘヴィメタル専門誌の「BURRN!」だけは唯一嘘がない。年が明けてから特集を組むから前年のアルバムランキング等が発表されるのは、たしか3月号あたりだ。雑誌づくりへの、そしてヘヴィメタルへの只ならぬこだわりと情熱が感じられる。これはきっと初代編集長の酒井康の理念だろう。俺はそんな屁理屈を、自分の筆が遅いことの言い訳にしている。
 映画「アバター」の予告を見た。あれを3Dで見たら相当凄そうだ。監督はターミネーター2やタイタニックジェームズ・キャメロン。早くも、10年に1本の傑作などと言われている。ぜひ3Dで見てみたい。
 …広いみ空に浮世と消える、花も霞の千切れ雲。夢はうつし世、水面の月よ、揺れて儚く蓮になり。嗚呼、どれだけ人を、嗚呼、見送るのだろうか