タワーリングナンセンス

　馬の蹄鉄のようなフォルムに惹かれ、ペットボトルホルダー（画像）を買ってみた。心許無いようにも見えるが、案外しっかりホールドしてくれるので外出時には重宝しそう。
　愛人問題で窮地に立たされたタイガー・ウッズ。自称愛人が次々と現れ、その数は10人を超えた模様。連日、ニュースやワイドショーのネタにされているが、俺はゴルフに興味がないからタイガーの下半身にも関心がない。ただひとつだけ言えることは、タイガーは女性の趣味が良くないということ。愛人たちを見るにつけ、どれもこれも。
　母親からの資金提供問題で、鳩山由紀夫と鳩山邦夫が代わるがわるテレビ画面に映し出される。兄弟ゆえに顔は、特に目の辺りなんてよく似ているが、兄の由紀夫が理知的で上品な顔立ちなのに対し、弟の邦夫はとてつもなく人相が悪い。鳩山邦夫の悪相ぶりが顕著に現れたのは、SMAPの草なぎ（なぎは弓へんに全裸とか）剛が泥酔した挙句、「全裸で何が悪い！」と警官に啖呵を切ったあの事件のときである。地デジ親善大使の愚行に、当時総務大臣を務めていた邦夫氏は、怒りを露わにした表情と態度で「絶対に許さない!!」などとテレビカメラに大写しにされながら語った。あのときの悪相と言ったらとにかく酷かった。顔だけなら小沢一郎と互角である。
　サッカーＷ杯のグループ予選の組合せが決まった。日本と同組は、オランダ、デンマーク、そしてカメルーンである。既に日本代表の2010年は終わったという見方もあるが、他のグループを見渡したところで楽なところなんてないんだから、想定内とも言える。デンマークにも見下されたことで「オランダに格下扱いされるならまだわかるが、あんたらデンマークもそんなに強いのかと言いたい」と逆ギレした選手もいたが、日本はまだまだデンマークに逆ギレできるようなサッカー強国ではないので少々おこがましいと思った。カメルーンのエトーばかり超人扱いされるが、アーセナルでプレイするデンマークのベントナーだってかなり良い選手だ。岡田監督は12年前みたくまた言うのかな。「１勝１敗１分でグループ予選突破を」と。
　先日は、徹子の部屋に野村克也氏がゲスト出演していた。野村克也の代名詞といえば"ぼやき"だが、黒柳徹子は「監督として3000試合も指揮をとったということですが、そのあいだずーっとぼやいてらっしゃったんですって？」などと真顔で聞いたりするから、思わず吹いた。
　ハナレグミというアーティストを知ったきっかけは、スチャダラパーの作品に参加していたからである。アーティスト名の由来は、目と目の間が離れているから。すべてを包み込むような優しい声は、まさに暖かく揺れるキャンドルの炎のよう。声が良いので、テレビ番組のナレーターにも時々起用されている。「光と影」は名曲中の名曲だ。平井堅がバカ売れしてハナレグミが売れないなんて、日本の音楽業界はおかしい。レコード会社は売り方がアホだ。
　…花は桜木、人は武士。見事散るのが冥利とて、抜かば刃文も馨しく、咲いてみせよう、男花