徹子の部屋よ永遠に

tetsuo_hara2009-12-03

 初秋、トークショーのときに生で見た杉本彩コアリズムの先駆者で、CMにも起用されるほどだったが、このたび写真集を出版した磯山さやかコアリズムダイエットに成功したタレントの一人である。写真集についてはかなり露出度が高く、「爽やかなエロを目指した」と本人は語っている。爽やかなエロとか爽やかなお色気と聞くと、矛盾を感じずにはいられない。「爽やか」と「エロス」は対極に位置するものであり、その二要素が混ざり合うことはまずあり得ないのだ。開き直って「エロいです」とだけ言ってもらえたほうが、より写真集に食指が伸びるのではないか。ちなみに添付画像はダイエット前のもの。
 光陰矢の如し。サッカーW杯南アフリカ大会も、気がつけば来年の話である。予選を終えて際立つのは、10戦10勝のスペイン代表と8戦8勝のオランダ代表の無類の強さである。そん中、俺がダークホースとして挙げたいのはセルビア代表である。選手の多くはヨーロッパのビッグクラブでプレイしており、タレントも揃っている。特にジギッチは身長2メートルを越す超大型FWで群を抜く存在感。チームとしては、オシムが率いていた旧ユーゴスラビア時代の自由奔放さはないものの、しっかりした守りから大人びたフットボールを組み立てていく感じ。W杯本大会を勝ち抜くのはこんなチームだと思う。
 先日、徹子の部屋バブルガム・ブラザーズがゲストに来ていた。元々は漫才師の二人だから、トークも弾み、おもしろおかしい感じになるのではと思ったが、期待を見事に裏切られた。かつてブラザー・トムが心筋梗塞で倒れたのは比較的有名な話だが、ブラザー・コーンも人知れず(俺が知らないだけかも知れんが)腎臓を患って闘病生活を送っており、妻から腎臓の提供を受けて快復し、ようやく仕事に復帰していた。ホストの黒柳徹子氏は人の苦労話が大好きだからブラザー・コーンの病気の話に喰いついてどんどん掘り下げるわけだが、腎臓を提供してくれた妻の無償の愛を語るあたりで、こらえきれずブラザー・コーンが涙を流す始末だった。バブルガムがゲストなのに番組の空気が異質のものとなってしまい、なかなか興味深かった。経費のかさむロケ番組が不景気の影響で減っていることもあり、トーク番組は増加する傾向にある。しかし、タレントの普段見せぬ一面を暴くことにかけては、他のMCとアプローチの方法が異なる黒柳氏の右に出る者はいない。徹子の部屋よ永遠に。
 …西洋無頼の神様も、酒呑みうわばみ酌をして、語り疲れたおとかいに、注いでくれるよ、だくだくと