気だるい朝を迎えさせてあげる

　動物の声帯模写の芸で知られる落語家の江戸屋小猫が、４代目江戸屋猫八（画像）を襲名した。猫八の、例えばうぐいすの鳴き声のような声帯模写は名人芸的に扱われるが、あれが名人芸だと言うならば、バナナマンの日村勇紀のヤギのモノマネやトドのモノマネも名人芸として扱われるべきである。それはまあ良いとしても、猫八が声帯模写の際に口にくわえる指の臭いを想像すると、俺は気絶しそうになるんだ。
　オジー・オズボーンとの活動などで知られるギタリストのザック・ワイルドが深刻な病に犯されている。好物のビールを長年に渡り大量に飲み続けたせいか、両脚や肺に血栓が出来てしまったとのこと。ザックのファンの一人として、とても心配に思う。ステージに立てないザックの代役に、オジーは若干９歳の日本人ギタリストを起用したりしている。「さんまのスーパーからくりTV」などにも出演した宮澤佑門である。番組は糞だが、オジーが認めたとあってはギターの腕は本物ということだろう。
　11月も中旬に差し掛かり、今年一年を振り返る番組もぼちぼち放送されることだろう。すぐに思いつくニュースは政権交代、芸能界ドラッグ汚染、新型インフルエンザの３つ。中でも、押尾学や酒井法子のドラッグ問題は衝撃的だったが、その陰に隠れて元アイドルジョッキーの田原成貴もドラッグの再犯でひっそりと逮捕されている。田原成貴に関しては、落馬して腎臓を片方失っているぐらいだから人よりも健康に留意しなくてはならないはずなのにどうしたものか。
　こうして見ると、誰それが結婚したとか離婚したとか言うニュースが飛び交っているときは世の中も平和ってことだろう。ちなみに、今年は藤原紀香や爆笑問題田中などが離婚しているが、個人的にはまずないだろうと思っていた浅野忠信とCHARAの離婚には驚いた。男の恋愛は"名前を付けて保存"で、女の恋愛は"上書き保存"と誰かが言った。ものすごく上手な喩えだと思った。
　…武士は喰わねど高楊枝。傘を張る手もいとをかし。桜吹雪がこち吹かば、人にあらずの血が騒ぐ。脇に差たる暴れ刀が斬れと呼ぶんだ、業！業！業！