あぶない夜を感じさせてあげる

tetsuo_hara2009-10-16

 秋たけなわの頃、俺の仕事も忙しくなる。今日もそれなりに密度の濃い仕事をしたつもりだが、結局カタチにならずに終わった。今月に入ってからというもの、見えない敵と戦っている気分だ。
 秋の番組改編が進む中、"モナリザポーズ"でCXの夜の顔を務めた滝川クリステルがニュースJAPANを卒業した。後任は、同僚のアナウンサーから"セクシー番長"と呼ばれている秋元優里(画像)。視聴者に媚びないタイプの滝クリ時代が長かっただけに、秋元優里が夜の時間帯に馴染むには少し時間がかかるだろう。
 NHKでは「ブラタモリ」という新番組がはじまった。番組内容はタイトルもそのままに、タモリこと森田一義氏が街をぶらぶらするというもの。地位武男の「ちい散歩」にドキュメント的な味付けをしたような感じか。アルタ以外でタモリを見ると、ついテレ朝の流浪の番組タモリ倶楽部」かと思ってしまう。NHKなのに妙に俗っぽい印象を受けるのはそのせいだろう。
 東京への五輪誘致は失敗に終わった。五輪は、先進国じゃなくて途上国でやるべきだと思うし、中国で行なわれたばかりなのにロンドンを挟んでまたアジアで開催されるなんてあり得まい。今回の誘致は、失敗すべくしてした失敗と言える。
 ところで今度五輪が開催されるロンドンだが、俺はイギリスという国は好きである。なぜなら、ロックの本場だし競馬発祥の地でもあるから。その競馬発祥の地では、競走馬へのムチの使用回数が8回に制限されている。これは動物愛護の精神からで、もしも8回を超えてムチを使用した場合、騎手に騎乗停止処分が課せられる。しかし、そもそも走るために生産されたサラブレッドをより速く走らせるためにムチを使うことを、なぜ制限せねばならないのか。8回は良くて9回はだめなのか。エコロジー主義者も気持ち悪いが、動物愛護団体も気持ちが悪い。彼らは、動物への愛を盾にしたテロリストである場合が多い。
 …老女の乳をついばみし、赤子を真似た獄卒が、猫足立ちに囁ける、不協和音の数え唄