刀と鞘

　今週から仕事に復帰して、相当辛い思いをするのかと思ったら割とフツーにやれた。俺、全然衰えてなかったわ。
　秋風を感じながらのロックフェスというのもビミョーだが、あと半月ほどで「風とロックFES福島」というイベントが行なわれる。福島県にゆかりのあるアーティストもそうでないアーティストも参加するわけだが、個人的には面子にそれほど魅力を感じていない。あえて見てみたいのはTOKYO No.1 SOUL SETぐらいか。サンボマスターがもろに福島県の匂いを放っているのに対し、TOKYO No.1 SOUL SETから福島県の香りを全く感じない。ところが、メンバーの渡辺俊美は福島県出身である。ちなみに嫁はタレントのちはる。
　最近のTOKYO No.1 SOUL SETと言えばHALCALIとコラボした「今夜はブギー・バック」。「今夜はブギー・バック」はありとあらゆるアーティストにカヴァーされまくっているため、業界内での人気が極めて高いと思われる。今回はHALCALI（画像）のヴォーカルを前面に押し出し、ラップのパートはない。HALCALIとは、俺の中で最も掴みどころのないアーティストである。上手なのかはたして下手なのか、美人なのかはたしてブサイクなのか、皆目検討がつかないのだ。
　今度は男闘呼組の元メンバーが大麻所持容疑で逮捕された。男闘呼組の扱いを、一部のニュースなどでは「ロックバンド」としているが、ジャニーズ事務所出身なだけに「ロックバンド」と呼ぶには違和感がある。ロック＝自由みたいな解釈があるので、そういう意味ではロックってことか。そんなこんなでロックの定義とかを考えていたらふと思い出したんだけど、「真のロッカーとはなあ、ラ・ムーのボーカリスト菊池桃子さんだ!!」と名言を吐いたのは大槻ケンヂ氏だったっけ。
　与党となった民主党は、揮発油税にかかる暫定税率をいずれ廃止したい構えである。廃止が現実となれば、これは道路特定財源だから公共工事はますます減り、土建屋の倒産が相次ぎ、景気は加速度的に後退するだろう。余計なことばっかりしやがって、この国を破滅させたいのか。一方、内閣府特命担当大臣の福島瑞穂は、夫婦別姓を推し進めようとしている。同姓でも別姓でもどっちでも良いが、そんなどっちでも良いようなことよりも他に成すべきことが山ほどあるはずである。マスコミはあの人をちやほやしすぎだと思った。
　通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"が、通称"八山田のディディエ・ドログバ"のことを某校の学園祭に一緒に行こうと誘っているのだが、快諾が得られずに苦慮している。今度、二人の口のまわりのヒゲを温床にして大麻でも栽培しようかと思う。
　…つむじ曲がりの稲妻が、脳天めがけ轟かば、笑い仮面の真っ二つ。呪詛の血が沸き肉踊る

今夜はブギー・バック