白銀週間

tetsuo_hara2009-09-23

 国連気候変動首脳会合の席で、鳩山総理が温室効果ガス25%削減を表明しやがった。一世帯あたり年36万円の家計負担増となり、エコを推進すればするほど景気が後退するのは目に見えている。どうせ人類が繁栄し続ける限り地球は汚れることになっているんだから、悪あがきしない勇気も必要なんじゃないだろうか。中国みたいに。
 カノンドラム(画像)というipod touchのアプリをダウンロードした。タッチした楽器が鳴るという単純明快なアプリだが、曲を流しながらそれに合わせてドラムを叩く楽しさは想像を超えるものである。ノリの良いハイテンポな曲より、スローやミディアムテンポの曲を自分なりのドラムアレンジで叩くほうがより楽しい。数種類のパターンを試したり、気の利いたフィルインを入れたりしてすっかりドラマー気分である。ふと、偉大なドラマーの一人であるラーズ・ウルリッヒメタリカ)のドラムを研究しようと改めてCDを聞いてみる。多彩なリズムパターンや唯我独尊のグルーヴ感、創造性溢れるフィルインに度肝を抜かれる。ipod touchのアプリでは到底太刀打ちできないと思った。
 画家やミュージシャンは躁鬱の波の激しさの中で優れた作品を作ることが多く、創作の苦しみの中でドラッグの力を借りることも少なくない。日本ではまだまだ珍しいため酒井法子のように大事件に捉えられてしまうが、海外のビッグアーティストのインタビュー記事を読んでいると「あの頃はツアー中もマリファナばかり吸っていて…」なんていうのもざらにある。代表的なのはブラックサバスで、オジーマリファナを吸って咳き込むところから始まるアルバムすらあるほどである。また、大麻のほうがタバコよりも害が少ないとする説も有り、自らをマリファナ合法化推進派と宣言するセバスチャン・バックのようなミュージシャンも存在する。ドラッグをキメることそのものは褒められたものじゃないが、それによって音楽と向き合う姿勢が歪んだとは言えないと思う。動画はスキッドロウモトリークルーのコラボ。ドラムはなぜかジョン・ボーナムの息子のジェイソン・ボーナム。
 怒涛の5連休となったシルバーウィークも今日が最終日。怪我をしたもんだからどこへも出かけずじまいだった。次に5連休になるのは6年後だそうだ。国民の祝日に関する法律(通称:祝日法)を改正することを鳩山総理に期待して、筆を置きたいと思う。
 …刀は一たび抜かれたら、血潮を見るまで帰らない。鞘は血潮を受け止めて、無念の思いを舐め尽くす