響くサラウンドの波、時が溶けてゆく真夏の夜

tetsuo_hara2009-08-12

 夏競馬と言えばローカル開催と言うイメージが強いが、2歳馬がデビューするのもこの時期。今年は驚くべき顔の馬がターフを沸かせている(画像)。チェリーソウマと言う名の牡馬で、新馬戦を快勝してラベンダー賞2着の後、函館で重賞出走も果たした(8着)。白塗りしたかのような顔の模様がとにかくオカルトチックで、マリリン・マンソンか、はたまた犬神家のスケキヨか、と巷で話題となっている。
 先週末は、今夏初の海を満喫してきた。今年は奮発して2泊し、うち2日間を悠々とビーチで過ごした。はっきり言って天気は良くなかったが、直後に台風が来たり地震が起きて海が荒れたことを考えると、単なる曇り空に留まってくれたのはむしろ幸運だったと言える。ビーチは金曜もそれなりの人出があったが、土曜ともなれば曇りであろうと大勢の人々でごった返す。大勢の人々が波に揺られる様子はまさに芋を洗うかのようで、そこでは男も女も年寄りも子どもも金持ちも貧乏も馬鹿も阿呆も関係ない。海が最高だと思えるのは、とてつもない開放感を得られることと、誰に対しても平等なところである。何も考えずに波に遊ばれた俺は相当満足したが、あわよくば今夏、あと1回か2回は波に揺られてこようと企んでいる。
 帰りに魚市場へ寄り、国産のウニと一番でかいタラバ蟹(2.9kg)を買った。特にウニは美味であった。マンモスおいピー。
 先日、期待の日本人サッカー選手と紹介した本田圭佑が2戦目も2ゴールを挙げる活躍を見せた。オランダの強豪PSVに加え、イングランドの古豪リバプールまでが本田圭佑の獲得に興味を示しているようだ。ビッグクラブへの移籍が実現すれば中田英寿や稲本以来だろうか。アジア人としてパク・チソンを超えるぐらいビッグな選手になって欲しい。
 夏の高校野球花巻東高校の菊池投手が大きな注目を浴びている。一人の選手ばかりに注目が集まるとチームとして機能しなくなるという脆さがある。成功例は松坂大輔を擁した横浜高校ぐらいで、新垣渚沖縄水産高校しかり松井秀喜の星陵高校またしかりである。そして、今年の花巻東に最も重なって見えてしまうのが江川卓を擁した頃の作新学院である。花巻東には前例を踏襲せず勝ち進み、東北に優勝旗を持ってきて欲しいと思った。
 祖母が「宝くじが当たってるか調べてくれ」と言うので、「ええ。」と軽い気持ちで答えたのは大きな過ちだった。せいぜい数十枚だと思っていたが、300枚以上購入していて、それを全部調べろと言うのだ。仕事よりマンモス疲れた。
 酒井法子の逮捕が大きなニュースとなっている。「デビュー当時は清純派だった彼女だが…」とワイドショーなどで報じられるが、それは「生まれたときは赤ん坊だったのだが…」と当たり前のことを言っているようなもので、デビュー時に清純派だったことを今さら取沙汰するのはまったく意味がない。だいたいあの時代なんて清純派じゃなきゃアイドルとしてデビューできなかったろうに。ネットのニュースの見出しに「酒井法子容疑者、所属事務所にマンモス損失」とあったのには失笑した。
 …1だしょ、2だしょ、3だーねー。だうもありがとう、似ててごめんね。動機も凶器も手口もカブる。犯行予告すら模倣する。街頭の反応はまたベタだった。知りたくもないのにすり込まれる。プロフィール、ディテール、将来のドリーム