蘇える勤労の日々

tetsuo_hara2009-06-25

 ユニコーンのライブDVDが届いた。メンバー全員がヴォーカルと他の楽器を兼任できるというのはライブで大きな強みとなる。ギミックを多用することで音楽の新たな可能性を示しているようにも感じた。何より、一度不仲になって解散したとは思えないほど楽しそうに演奏しているのが印象的である。俺、あの人たちみたいな40代になりたい。しかし、生で見たから贔屓目があるのかも知れないが、収録されている横浜アリーナよりも、俺が観たさいたまスーパーアリーナのほうが演奏はずっと洗練されていた気がする。もっとも、横浜アリーナが4月1日でさいたまスーパーアリーナは5月だったから回を重ねれば精度が上がるのは当然といえば当然か。会場のグッズ売場で買った勤労タヲル(画像)が、ステージのいたるところにぶら下げられていたのは嬉しかった。
 「白い春」の最終回は、悲しい結末となってしまった。けれど、ドラマとしてはどちらかが死ななきゃ終われなかったんだろうなあ。序盤、なぜ真理子のような女性が春男(阿部寛)みたいな男に惚れたのか理解できなかったが、終盤の春男(阿部寛)を見て納得した。根幹に優しさがあって一本筋が通っている反面、不器用で愛情表現が下手である。人間的に未完成な部分に妙に惹かれてしまう。
 ダークナイトは「アメコミの域を超えた」と絶賛され、数々の映画賞に輝いている。たしかにモーガン・フリーマンのような重鎮をキャスティングして映画の格が上がっている感はあるし、ヒース・レジャーのジョーカー役に関しては別次元の演技と言える。ただ、その部分さえ除けば普通のアメコミだと思った。俺の内にはもっとすごいジョーカーが巣食っている気がして、なんだかすごく恐くなった、というのが見終えての感想だ。
 エチカの鏡で、餃子の王将のドキュメントをやっていた。会社が傾いたときも従業員の給料を減額するようなことは一切せず、逆に従業員の家族に大盤振る舞いしたんだとか。それで勤労意欲を高め、今や隆盛の極みである。それに引き換え俺の会社ときたら、、、。
 …言い聞かせる。俺は超クール。靴選びから役に入る。細部にこそこだわり追求。理想の俺に意識を集中。推敲重ねた台詞はスムース。夜な夜なひとり続けたランスルー

MOVIE12/UNICORN TOUR 2009 蘇える勤労 [DVD]

MOVIE12/UNICORN TOUR 2009 蘇える勤労 [DVD]