でも白い蛇は灯台が好きだった。だからそこに残ることにした

tetsuo_hara2009-03-12

 タイトルの「でも白い蛇は灯台が好きだった。だからそこに残ることにした」とは連歌で言えば上の句にあたるもので、「そして毎日光に包まれたり、風に吹かれたり、寒さに凍えたり、雨に濡れたりして一生そこに住み続けた」と下の句が続く。
 四半世紀ぶりにキンケシ(画像)を買った。ガチャポンを2回引いて、1回目はバッファローマンウォーズマン。2回目がキン肉マンネプチューンマン。2回目でキン肉マンを引き当てるとはなかなかツイている。
 これも花粉アレルギーの仕業か否か、ここ数日は腹部の張りがハンパではない。誰かが俺のヘソに口をつけて、空気を吹き込んでいるんじゃないかと思うほどである。腹部の張りは放屁することで解消される。
 仕事での苛立ちは、仕事をすることでしか解消できない。毎日こつこつとサービス残業をしているおかげで、どうにか先の見通しがたち、気持ちもラクになってきた。そして俺は、仕事をするうえで、ある発明をした。今までは当然のように、処理日が迫っている書類から先に片付け、急がなくていい書類は後回しにしていた。それを試しに、急がなくてもいい書類をあえて先に処理し、急がなければならない書類は後回しにしてみた。すると、これまでは書類に追いかけられるようなネガティヴなイメージだったのに、獲物を取り囲んで掴まえるかのようなポジティヴなイメージに転換したのだ。ネガとポジが反転して、無機質な数字の羅列ですら新鮮に踊っているように見える。
 スクリーンで観たデトロイト・メタル・シティの興奮いまだ醒めやらぬというのに、もうDVD化されてしまった。原作のファンだった俺は、クラウザー役が誰なのか気になっていたが、松山ケンイチと知ったときは複雑な気分だった。デスノートのL役の印象しかなかったので、難しい二重人格の役がこなせるのか疑念を抱いていた。ところが、いざ公開されたらあまりのハマりっぷりに驚き、クラウザー役は松山ケンイチ以外はあり得ないとまで思うほどだった。
 同じパターンが過去にもあった。松本大洋のピンポンが実写映画化されるという話が立ち上がったとき、やはり主演のペコ役が誰か気になった。そして、どう考えてもペコ役とはかけ離れた窪塚洋介が抜擢されたと聞いたときは「えーっマジ!?」と思った。ところが、いざ公開されてみたら、ペコ役は窪塚洋介以外あり得ないわ、とか思った。役者のポテンシャルを見抜く俺の目は節穴である。ただし、ハリウッド映画化されたドラゴンボールは、かなり残念な感じに仕上がってるという予想は当たるんじゃないかと思う。おしまい。
 …ここまで来ればもう。野蛮な河を渡ろう、夜が明けてしまうまで