朝日が昇って白い蛇は目を覚ました。光が全てを包み込んでいた

 タイトルの「朝日が昇って白い蛇は目を覚ました。光が全てを包み込んでいた」とは連歌で言えば上の句にあたるもので、「白い蛇は目が痛くなった。白い蛇は灯台に住むことにした」と下の句が続く。
 先週の「ありふれた奇跡」は、冒頭でいきなり、仲間由紀恵の父親役の岸部一徳とはち合わせてしまうが、全体的には大それた展開はなく、嵐の前の静けさといったところか。次回は久々に風間杜夫の女装が見れそうなので非常に楽しみである。
 ここ1週間ぐらいでわかったことと言えば、総理大臣なんて中間管理職みたいなもので、実際は森とか小泉とかが院政によって内閣を動かしているってこと。
 先日、R−1ぐらんぷりの決勝が行なわれたが、なぜこの中途半端な時期に決勝を行なわなくてはならないのか疑問である。そして、あるあるネタを羅列しただけの中山功太が優勝したのも疑問である。審査員席に畑違いの江川達也が座っていたことも疑問である。漫才の場合はボケに対してツッコミを入れることによって"テンポ"が生まれるが、ピン芸人の場合、それは不可能である。昨年は芋洗坂係長のような才能の発掘に成功したが、今年のR−1ではピン芸人の限界を見た気がする。バカリズムの異質な発想には感心するが、爆笑を誘うような芸ではない。あえて言えば、最初から最後まで喋り倒したあべこうじ(動画)にブレイクの予兆を感じた。
 今週は日本映画がアカデミー賞を受賞したことに沸いているが、アカデミー賞といえば真っ先に思い浮かぶのはゴッドファーザーシリーズである。数日前、BSで放送されていて、俺はDVDを持っているので既に2回ぐらい見ているにも関わらず、思わず放送のほうも見てしまった。映画が進むにつれて違和感を覚えたのは、DVDとBSとでは日本語字幕が微妙に違うからである。例えば、一方は「あれは小者だ」と訳しているのにもう一方は「あれはポン引きだ」と訳しているのだ。全体的にBSで放送されたほうの字幕には品がなく、DVDの字幕はセンスが良くて雰囲気がある。
 江戸時代中期から養蚕業が奨励された我が福島県は蚕さまのおかげで活気づき、関連産業も発展して経済が大いに潤った。明治時代に入ると養蚕景気をあてこんで銀行が乱立し、日銀の支店まで設立された。余った金の使い道に困った人々は競馬場を誘致し、賭博に熱狂した。やがて養蚕業は衰退し、現在に至るわけだが、競馬への熱意は衰退しない。俺のJRA専用口座は一時期好景気に沸いたが、今や資金繰りに困り果て、公的資金投入も視野に入れているところである。
 …忌み嫌った場所で皮肉にも二人は出会った。相変わらず僕らは愛嬌がない。で、君がこう言った。「あなたにならどんなことでもしてあげるわ」。だって、さっきまでずっと黙ってたクセに