サボテンの棘の数は、そいつが生まれた時から決まってるって本当かな

tetsuo_hara2009-02-02

 タイトルの「サボテンの棘の数は、そいつが生まれた時から決まってるって本当かな」とは連歌で言えば上の句のようなもので、「だとしたらちょっと悲しいね」と下の句が続く。
 日曜の夜はなかなか寝付けず、BSの民放を観ていたら「ホリペイ」という番組を放送していた。演出や凝ったセットは一切なく、堀内健有田哲平がスタジオでただトークするだけの地味な番組である。ところが、これがとても新鮮だった。まず、キャラ的にトーク番組には不向きと思えるボケ担当の二人をキャスティングしている点が斬新である。そして、ボケ担当の二人が大真面目に本音でトークする様子がすごく異様で、つい見入ってしまうのだ。こんな番組、地上波ではまず放送されないであろう。面倒だとばかり思っていた多チャンネル時代も、案外捨てたものではない。
 再結成したユニコーンがMステに出演していた。シングル曲の「WAO!」は、阿部義晴が作った曲でメインヴォーカルも阿部義晴がとっている。いかにも阿部義晴色が強く出たパーティロックというか、中期〜後期のユニコーンらしくて良い曲だと思った。阿部義晴といえば、インディーズで活動していた氣志團を一躍時代の寵児に仕立て上げた辣腕プロデューサーでもあるのだが、ここのところ音沙汰の無かった氣志團も再始動することが伝えられている。ユニコーンとして表舞台に立ちつつ、氣志團のプロデュース業も務める気なのだろうか。今年は阿部B(あべびー:阿部義晴の愛称)から目が離せない。
 今日は外回りはしなければならないわ、大ボスには詰めが甘いと叩かれるわでほとんど仕事が進まなかった。外回りでは踏切を通らなくてはならない。踏切を走行するのは好きではないが、線路は好きだ。ずっと続いているような気がして"永遠"を連想させる。
 ほとんど仕事が進まなかったと言いつつ、今は余裕を持って仕事ができる時期である。乱世も静まり、刀の身も錆びた。昨日の戦も俳句で詠むほどに。今じゃ町人たちのそろばんの音が響く。あゝ、あくびも出るさ、ナマクラザムライでござる。
 …ただ好きなだけじゃこの手、離れるだけ。手のひらの上に残る儚いもの、こぼさぬ様