何だかわからないが、とにかくもの凄いものを聴いた
今回の給油王も、リッターあたり110円という安値で入れた俺だった。大ボスはまたもや「水だっぺ! 水が混ざってるだっぺ!」などと吠えていた。業界関係者の話では、ガソリン価格の下落傾向は2月まで続くらしい。
給油王の座は逃した大ボスだったが、高配当となった競馬のジャパンカップは見事に的中させた。来週のダート戦の研究にも余念がなく、「腹さん! 今度は右回りかい!? 左回りかい!?」などと息巻いていた。大ボスが言うには、有力馬の一頭であるサクセスブロッケンが、右回りのレースでは5勝しているが左回りのレースでは1勝しかしていないというのだ。俺は「たしかに左回りでは1勝しかしておりませんが、1回しか走ったことがないのでございます。つまり、1敗もしていないという言い方もできるのでございます。」と諭したのだった。余談だが、スプリンターズステークスを勝ったスリープレスナイトは"眠れない夜"という意味だが、その由来は父のクロフネにひっかけて「泰平の眠りをさます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず」という狂歌からきている。上喜撰(じょうきせん)は高価な宇治茶で四杯も飲むと夜眠れなくなることと、ペリーが蒸気船である黒船他計4船で来航したのを掛けた歌なんだってさ。競馬って本当に勉強になりますね。
日曜の夜、ラジオを聴いていてぶったまげた。出る、出ると言われながら何年も日の目を見ることのなかったガンズ・アンド・ローゼズの新譜「チャイニーズ・デモクラシー」がいきなりオンエアされたからだ。ガンズとしては実に17年ぶりのオリジナルアルバムである。出ると言いつついつまで経っても出ないので、実は永遠に発表されないんじゃないかと思っていたから、まず"出た"ということがあまりに衝撃的で、せっかく曲が流れたのに頭に入らないから困った。エフェクトを多用して割とインダストリアルだったような印象も薄っすらあるが、何が何だかわからないがとにかくもの凄いものを聴いた、という感じ。ヴォーカルのアクセル・ローズ以外のメンバーは前作から総入れ替えされており、ガンズ名義でありながらガンズとは似て非なるもの、と言ったところか。このアルバムについてニッキー・シックスは、「俺はこれがガンズ・アンド・ローゼズのアルバムと思ってよいのか解らない。これはガンズ・アンド・ローゼズではなく、アクセル・ローズのアルバムだからね。ただ、驚くべきソロ・アルバムであることは確かだ」と話している。
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