いにしえの夢を辿れば胎児の鼓動

tetsuo_hara2008-10-14

 体調不良は思っていたより深刻で、週3回のペースで通院を重ね、今日は4本目の点滴をキメてきた。主治医曰く、喉の赤みはひいてきたらしいので、峠は越した模様。書籍化した2005年のブログを読んでいたら、その年の10月にも体調を崩して通院を繰り返し、点滴を打ちまくっている俺がいた。「10月」というのは俺にとって鬼門なのかも知れない。生きているのか死んでいるのか、人の心の虚ろな響き。過去と未来と現在の、しじまで己れが打ち鳴らす。
 ノーベル賞受賞者の顔ぶれを見た大ボスは、「いまにも死にそうな人に賞をあげて」だとか「あんな年寄りでは(授賞式が行なわれる)ストックホルムまで行けるかどうかもわかんないだっぺ」などと言いたい放題だった。たしかに、毎日這いつくばってやっと研究室まで辿りつくような爺さんばかりが受賞していた。若い時期に受賞してその栄光にすがりついて後世を生きたいね、俺としては。
 視聴率的に"篤姫超え"は困難と言われている「天地人」だが、直江兼続ブームは徐々に高まっている。CR花の慶次の城門突破でも、兼続がカットインするとアツいんだ。さて、この兜(画像)をかぶってホールに繰り出そうか。
 …きみが伸ばした手は空にとどいて、朝の光を連れて。世界のどこかでは喜びに溢れ、それは本当かい、それは本当かい