残業の味はニラの味

tetsuo_hara2008-09-29

 下半期に向けての仕事が立て込んでおり、今日は残業必至かと覚悟を決めていたし、周囲もそう思っていたが、超人的なスピードで作業を進め、定時をやや過ぎたあたりで帰宅の途に着くことができた。副ボスも小ボスも「速いだっぺ、速いだっぺ」と口に出していたが、蓋を開けてみないと進まない仕事でも、ヒントは随所に散りばめられているから事前にしっかり準備ができてしまう。福山雅治が「実に面白い」、「実に興味深い」と言うときの気持ちがこれなのだろう。
 すべての現象には必ず理由がある。誰も残業なんてしたくないに決まっているが、俺が残業をしたくないのにはちゃんとした理由がある。話は春に遡るが、その日の晩飯のおかずはレバニラ炒めだった。俺は残業して腹を空かして帰宅して「さあメシだ!」とレバニラ炒めの皿に箸を伸ばすのだが、食べても食べてもニラばかりでレバーなんてひと欠けらもない。俺の弟くんがレバーばかり抽出して食っちまったため、ニラしか残っていなかったのだ。それが、残業を忌み嫌うようになった原因である。
 神戸新聞杯のイチ押し馬オウケンブルースリは3着止まりだった。末脚には目を見張るものがあるが、いかんせん器用さに欠けるところは父ジャングルポケットの特徴でもある。父の悪癖がしっかり子に遺伝してしまうなんて、まさにサイアーゲーム。実に面白い。
 先日は必殺仕事人の桜バージョンでプレミアを見た。"プレミア"なんて言葉を使ったのがいつ以来か、ということが業界がいかに冷え切っているかを物語っている。実に興味深い。
 前々回にブログで「来年の9月は5連休」と書いていたのに、それを忘れて前回も同じように「来年の9月は5連休」と書いてしまった。痴呆症かよ。実に面白い。
 …抱えたままの僕らはどこへ向かうだろう。そう自分勝手にこじつけた世界に立つ。馬鹿げた僕らはそうずっと離ればなれ。もう一度会えると信じながら