下北沢のペットショップ

tetsuo_hara2008-09-09

 オリンピックが閉会したのと引き換えに、パラリンピックが開会した。俺はこの話は半分当たっていると思うのだが、パラリンピックを生放送しない理由は会場中に涎や糞尿がバ【不適切な発言が見受けられたため管理人の権限により一部を削除しました】りも室伏広治の頭の毛の心配のほうが優先される。
 秋の花粉のシーズンが到来し、目の痒みとくしゃみと鼻水に苛まれている。喉の違和感や倦怠感も伴っているが、風邪なのか花粉症なのか自分の身体でありながら判断に迷うところである。そんな気の毒な体をぶら下げつつ、日曜はGRAPEVINEのライヴを見てきた。俺の中では、ミスチルニルヴァーナを足して2で割ったバンドという整理をしており、曲もライヴもクォリティが高いのだが、唯一欠点をあげるとすればCDが売れていないことぐらいだ。ヴォーカルの田中和将は、時にはキース・リチャーズのようにギターを低く構え、時にはアンガス・ヤングのようなステップを踏む。客層を見ると中高生の姿はまず見られず、ファン層は20代〜40代と思われる。新譜には「鏡」という曲があるが、これはイントロでジャガジャガ楽器を鳴らしたかと思うと急に静まり返って美しい歌メロが聞かせる、という構成になっている。周囲が見渡せないほどの濃霧が急に晴れ、突然絶景が目に映った時のような感覚と似ている。派手さはないが決して色褪せないこのバンドを、ヴィンテージ・ジーンズを愛するように大事に思っている。
 最近、飼ってみたいペットはミニヤギとリスザル。ミニヤギはそれほどでもないが、リスザルはペットショップで30万円以上する。そういえば、下北沢のペットショップで猿に指を握られた歌をブランキーが歌っていたっけ。
 俺のギターコレクション(画像)も随分増えてきた。まるで野村義男である。
 …遮ってた暑さは、夜空に開けた穴を拡げた。ただ笑ってそっと寄り添って、そう、誰もがわかり合う前提として