むらおさ

　俺の村の村長の任期満了に伴う選挙に先駆けて、期日前投票というのを行なってきた。投票所には、立会人と称して歳をとった一般村民が３人ほど座っていたが、猫がどれぐらい可愛いか、などと三人で楽しそうにお喋りしていて、この人たちって必要ないんじゃないかと思った。
　この頃ＤＳでリメイクされたドラクエ４をプレイしている。ＲＰＧの場合は人によって進め方が千差万別だが、大別すると、装備その他を万全にしてからダンジョンやボス戦へ向かうタイプと、装備もレベルもギリギリの状態で命からがらダンジョンへ向かうタイプに二極化される。俺はダンジョンで苦戦することにストレスを感じるし、全滅なんてした日には実生活でも生きる気力を失ってしまうので、装備もさることながらレベルもある程度上げてからダンジョンへ向かうタイプである。さらに、アイテムや宝箱は全部取らないと気が済まなかったりもするので、人の３倍ぐらい時間がかかるんじゃないだろうか。しかしハンディゲームマシンでドラクエやＦＦが遊べるようになるとは驚きである。長生きはしてみるもんだ。
　今週は受験前の司法学生のごとく机に向かってガリガリ仕事をしていた。お得意様には"やり直し"を意味する三行半を付箋にメモって書類に貼り、鬼の形相で突き返したりしている。面倒くさいが、これが俺のメシのタネ。ラクダを水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできないのだ。
　湘北高校のバッグをゲット。赤木晴子さんみたいな人、異動してこないもんかなあ。
　…散らばっていた光は、瞬きでは消えなかった。継ぎ足された明日は、眩しさなど通り過ぎて。青になって手をかざして見上げたら、もう行くのかい