太陽のえこひいき

　図体の大きな副ボスの趣味といえば小さな銀の玉をはじく遊びである。先日は海シリーズの新作を遊戯したが、演出が少しもおもしろくないうえに当たらないと嘆いていた。沖縄の海やカリブの海のようなストーリー性のある機種をやってしまうと、大海物語は単調でつまらないと言う。その点、兄弟達と死闘を繰り広げ、ラオウを天に返すというエンディングじみたものまで用意されている北斗の拳のストーリーを見事にパチスロで表現したSammyは秀逸だった。
　蒸し暑さで目が覚めた日曜の朝、目が開いた瞬間に「なんか今日って海かも」と突然海の気分になり、大洗へ車を走らせた。ビーチは混雑していたが、波は俺を裏切らなかった。
　太陽は誰にも平等に降り注ぐものだと思われがちだが、実はそうじゃないということが最近の研究でわかってきた。太陽は、輝こうとしている人のことしか照らさない。太陽は、結構えこひきいするのだ。
　せっかく長期休暇をとったので、那須ハイランドパークへ行った。４人で行ったのに、俺だけアトラクションで水浸しになったりした。他にも口ばっかりのインストラクターがいたり、渓流釣りを体験できたり、なぜか馬が２頭とポニーが１頭いたりしておもしろかった。遊園地ってこんなにおもしろいもんだったのか、と思った。
　夏フェスも盛大に行なわれているようだが、今年もひっぱりだこなのはマキシマムザホルモン。新曲「爪爪爪」のセールスも順調である。

　北京五輪の男子サッカーは、米国相手に内容は勝っていたにも関わらず得点できずに敗れてしまった。それもサッカーの一部だし、サッカーとはそういうものなのだ。ナイジェリア戦やオランダ戦でも苦戦することは目に見えており、もはや"がけっぷち"である。画像は、杉本彩子さんのかの有名な書をバスタオルにしたもの。当時、ティーンの間で最も有名な書道家はバクザン先生ではなく杉本彩子だった。
　…あの日あそこで閉めて以来、開けてないギターカバーのチャック。開ける私の手は同じなのに、あの日と同じ服を着ても、あの日と同じときに眠っても、思う私の心は同じなのに物語の最終話は違うみたい