ボーナス倍増計画

　２週続けて牧場へ行き、ヤギとかヒツジと遊んできた。「ヤギさんやヒツジさんたちとふれあえる」を謳い文句にしつつ、実際は柵越しにエサを与えるだけだったりする牧場も多々あるが、柵の中に入って遊び放題の牧場を見つけてしまったから楽しくて仕方ない。一緒にいて、種の違いを感じないのは、俺が牡羊座だからだろうか。
　夏競馬のシーズンに入ったら、もうかすりもしなくなった。良いときもあれば悪いときもある。競馬とはまさに人生そのものなのだ。しかし、宝塚記念でのメイショウサムソンには疑問が残る。横綱相撲的に先行策をとれば楽に勝てた気がするが、あえて抑えた武豊のレース後のコメントは「着差が着差なだけに不利を受けて残念」というもの。武豊には、自分こそがトップジョッキーの中のさらにトップなんだというプライドがある。そういう高慢なところが、俺は嫌いなんだけどね。
　EURO2008は放送時間が夜中ということが響き、決勝戦以外はろくすっぽ見れなかった。それだけに総集編には大いに期待を寄せていたが、とても残念な総集編だった。予選での戦いも含めて各国のカラーやキーマン等をあますところなく伝えてくれるのかと思いきや、やれヒディンクのガッツポーズが名物になっただとか、やれオランダが負けた原因はファン・デル・サールの放屁のせいだとか、蛇足ばかりで俺の求める情報はほとんど得られなかった。番組ディレクターのことをぶん殴りたかったが、この大会で最も株を上げたのがロシアのアルシャビンだ、ということは辛うじて知ることができた。所詮TBSのレベルなんてその程度なのだ。しかし、数ヶ月前にこのブログで「北京五輪の優勝はセスク・ファブレガスを有するスペイン」と記したばかりだったが、まさか北京五輪に先駆けてEUROで優勝しちまうとは思わなかった。
　物価はどんどん上がるのに、入社以来横ばいの俺のボーナス。これを上手に運用する方法を模索していると、おいしい投資話にたどり着いた。フィリピンに東京ドーム４５０個分というどでかいエビの養殖場があって、これに投資すれば10万円がたちまち20万円になるらしい。この手の話には詐欺がつきものだが、この投資会社の会長、文部科学省所管の伝統ある財団法人（画像）の会長も勤めており、かなり信用がおけるのだ。木枯らしが吹く頃には俺の生活水準も今と比べ物にならないほど上がっていることは間違いない。
　…二人よがりになりたいな。当たりくじだけのくじ引きがしたい。二人占めしていたいから、夢にまで見た夢に手が届きそう