下人の行方は、誰も知らない。

tetsuo_hara2008-06-03

 本来2週間で交換すべきコンタクトレンズを、しらばっくれて何ヶ月も使っていたが、いよいよフィット感が怪しくなってきたので新品レンズの購入に踏み切った。「これ、くらさい」と駄菓子を買うが如く簡単に済めば良いが、いちいち眼科医の診察を受けなければ処方してもらえない。「あとさ、腹さんパソコンけっこう見る?」とAV男優みたいな眼科医に問診される。目の状態は良いとされたものの、疲れ目の兆候を見逃さなかったのだろう。ためらいながら「はあ、まあ」と答えたのは、パソコンによる疲れ目ではなく、PSPのモンスターハンター2ndGを連続プレイしたのが原因だからだ。
 横綱審議委員会の委員の中で、群を抜いて存在感が強い人物がいる。その人物がテレビに映ったとき、俺はいつも「これどっちだったっけ」と考える。正解は内館牧子さん(画像)なのだが、かまやつひろしと瓜二つだから迷うのだ。
 某弐萬■堂で作った廉価な眼鏡をかけてゴルフに臨んだところ、何度スイングしてもなかなかボールに当たらないので、試しに別のところで作った眼鏡をかけてスイングしてみたら一発でナイスショットした、と大ボスが言うので、「あたくしも、弐萬■堂で眼鏡を作ったことがありますが、やはり見えずらいですし、眼鏡をつくる際の検査もややいい加減だった感じがします」と、二人して散々弐萬■堂の悪口を言い合っていたところ、横から副ボスが「私がいまかけているこの眼鏡ねえ、弐萬■堂でつくりましたから」と満を持して口を挟んできた。「それはそれはシツレイしました」とその場を取り繕ったが、さすがにゾクッとした。副ボスとは、ロシアの山奥を根城にしている巨大な熊みたいな大男なのだ。熊のような大男だから当然身に着けるものも大きい。副ボスのスーツを見て「北の湖理事長の背広かと思った」と大ボスが言ったほどである。気分を害して暴れ出しでもしたら手がつけれないに決まっている。
 モンスターハンター2ndGで、攻撃力のものすごく高いアイルーを極秘ルートから入手した。どんなに強い敵でも数発で倒してしまうので、それを使えばサクサク進むのは目に見えている。しかし、イージー過ぎてゲームバランスが崩れ、おもしろ味が半減してしまう危険性もある。俺は「飢え死にをするか、盗人になるか」と、羅生門の下で雨やみを待つ下人のように葛藤していた。結局、どうしてもフルフルを倒せないので、そのアイルーを使うことにした。下人の行方は誰も知らない。
 …二本足で立つ地球の隅っこ。ふらつく体。バランスとれてるかしら。トランス状態抜け出せなくて、グルグルまわる。明日はどこ?