オバマVSオバサマ

 やはり日本は米国の子分なのだろうか、会社では米国大統領選挙への関心がそこそこ高い。この選挙戦のことを「"オバマ"と"オバサマ"の戦い」と中ボスが銘打つと、もうひとつ"ア"が入って"オバアサマ"になりやしないか、と突然論争に発展する。選挙戦への関心は高いが、その中身(政策とか)については特に気にしていないようだ。
 数年後にJリーグ入りを目指す「バリエンテ郡山」の総監督に、ジョージ・ウェア氏が就任した。現役時代のウェア氏はGK以外のほとんどのポジションをこなせる、いわばポリバレントな選手で、バロンドールの受賞経験もある。ただし監督業はおそらく今回が初めてで、その手腕については未知数である。福島県の県民性っておとなしくて保守的なはずなのに、随分思い切った人事だなあと思った。動画は現役時代のジョージ・ウェア氏のスーパープレイ。かわすわ、かわすわ。

 フジテレビの競馬中継が「スーパー競馬」から新番組「みんなのケイバ」に変わってしまった。新番組は「競馬」を「ケイバ」と親しみやすい片仮名にしていることでもわかるように、ビギナー向けの番組に仕上がっている。「スーパー競馬」は競馬をドラマティックな角度からとらえるだけでなく、メインレース以外の情報もたくさん流してくれて今思えばためになる番組だった。「みんなのケイバ」は一見すると親しみやすそうだが、まるで小学生にも馬券を買わせようとしているかのような極悪番組である。番組のリニューアルに伴い「よろしくどうぞ」の台詞でおなじみの競馬エイト吉田均さんが降板になってしまったことも痛い。家でテレビを見ながら「パドック解説は僕がいちばんうまいんだぞ」と言っているに違いない。
 …届きやしないよ、弱者の声なんてさ。育ちの違いとバランス。希望を患って、長袖で隠せ。そのコンプレックスなんかも、愛せるかも