騎乗位でわかるベストサイズ

 大晦日=テレビという固定観念から、泡盛をちびちびやりながらザッピングしてみたが、紅白歌合戦を見るにつけ"さそり座の女"をどうせあんな感じにアレンジするのなら石野卓球にアレンジさせてみればもっともっと格好良くなるのにと思ったり、モーニング娘。とかAKB48とか大人数のグループが登場すると、このステージの上にいったいいくつおっぱいがあるんだろうとたし算をはじめたり、寺尾聡は寝たきりになっても出演し、介護ベッドの上で"ルビーの指輪"を歌うつもりか、と思ったりして、余計なことばかり考えてしまうので結局BS1のサッカーに落ち着いた。
 今シーズン、NHKプレミアリーグを放映してくれるからありがたい。ハイレベルで首位争いをしているマンUの試合とアーセナルの試合はとにかく内容が濃い。アーセナルは大エースのアンリをスペインのバルセロナに放出してしまいどうなることかと思ったが、名将ベンゲル監督のもと、平均年齢25歳そこそこの若いチームをこれ以上ないぐらいに上手くまとめあげている。ではバルセロナに移籍したアンリはどうかと言うと、チームにフィットせずに苦しい日々を送っている。俊足でリーチが長く、広いスペースに走んで仕事をするタイプのアンリにとって、華麗にパスをつなぐバルセロナのサッカースタイルは合わないようだ。
 どうやら"SP"の最終回を見逃してしまったようで落ち込んでいるが、そんな鬱憤を晴らすかのように録りためておいた"FNS地球特捜隊ダイバスター"をまとめて観ている。ユリッペが「私は(結婚するなら)30歳ぐらいかな。いろんな人とお付き合いしてみて、いちばん良かった人と結婚するの」と結婚観を語ると、すかさず博士が「ばかもん! いいかユリッペ、結婚というのはな、山道のガソリンスタンドみたいなもんなんだ。次のガソリンスタンドで入れようと思ってもな、次はないんだぞ!」と諭す。そんな博士の娘さんは35歳でまだ独身、とオチがつき、最後に博士が「じゃあ今日はこれから我が家で鍋パーティでもやるか。ただし、娘の前で結婚の話は無しだぞ」と念押しをしたところで、さざえさんの一家団欒の席さながらに一同「わはははは」と笑って大団円を迎える。

 今年もダイバスターのように笑って大団円を迎えられるだろうか。来年も良い年でありますように。
 …速いよ、空の上。走馬灯まわらないや。氷の肌の上、罰を与えようね