次の世代(解説者編)

 こう急激に寒くなると「年賀状を作らなきゃなあ」と季節に急かされている気分になる。去年、年賀状づくりが遅れた原因は、暖冬だったせいかも知れない。暖冬のせいにしてみたいが、単なる俺のぐうたらである。
 サッカーの日本代表が北京五輪出場を決めた。ベトナム戦ではボランチだったが、トップ下に柏木陽介が入るとわくわくする。中村俊輔などのように小技に長けた中盤の選手は日本人にそう珍しくないが、柏木陽介のようにあれだけ走れてかつファンタジスティックなプレイができる選手は稀有である。岡崎慎司どう見てもFW顔じゃなくてDF顔だろう。本田圭佑はグラウンドを走ってるときは良いが、プレイが切れて歩いている姿を見ていると足に障害でもあるんじゃないかと思うほどよれよれしている。
 ところで今日はテレ朝ではなくBSで中継を見ていたが、山本昌邦さんの解説はチャンスでもピンチでもそのどちらでもないときと同じトーンで冷静に話すから良い。見るからにクレバーな反町康治監督もきっとそういうタイプだから、NHKが次のサッカー解説者として狙っているんじゃないかと思う。声がでかいというだけで拡声器代わりにコーチに就任した大熊清に目をつけているのは、ゲテモノ好きのテレ朝である。同局が誇る松木安太郎セルジオ越後といったゲテモノ解説陣に大熊清が加わり、実況が角澤アナとなればもうサッカーどころではなくなる。
 フル代表の最大の敵はどのサッカー強国でもなく、イビチャ・オシムの健康だった。浦和レッズをアジア王者に導いたオジェック氏が次期監督候補に挙がっているが、俺としてはペリクレス・シャムスカを推したい。大分トリニータを"シャムスカ・マジック"と呼ばれる手腕でJ2降格の危機から救った知将は、ドゥンガの次のブラジル代表監督との呼び声も高い。
 明日もあさってもしあさっても忙しい。昨日までに契約を2件まとめたところだが、年内にもう2件契約まで漕ぎ着けなければ俺の首が飛びかねない。あ、あさってとしあさっては休みだったわ。
 …未来だの、願いだの、今にもああいうふうになりそう。出会いもふれあいも、ママにはそういうふうに言いなさい