あたまのけ

 「わたすは東北のケネディだす」と言いながら衆議院議員に初当選し、最近では"政界の水戸黄門"を自称している渡部恒三さんは民主党に何事かあると率先してテレビのニュース番組等に出演するが、人の話は聞こうとしないし、ニュースキャスターとの会話にズレがあったりして、もうだいぶあれなんじゃないかと思う。きっとハルンケアを常用しているに違いないし、ぼちぼちアテン【不適切な表現を認めたため、管理人の権限によりその一部を削除しました】界の水戸黄門"の肛門様は、キている!! かなりキている!!
 夏は夏で「夏は頭皮がヤバい!!」みたいに育毛剤の宣伝をしておきながら、冬になれば冬になったで「実は冬の頭皮のほうがヤバいんです!!」などの文句で不安と恐怖を煽って育毛剤を売ろうとする。俺の頭皮が心休まるのは一体どの季節なんだい? 俺もさることながら、わずか一本の毛を守ることに心血を注いでいる磯野波平先輩の気持ちを察しろと言いたい。

 この頃の俺はクレーム処理の役目も果たす。俺に非はないとは言い切れないが、非の8割は別のところにある。クレーム処理のぶんも昇給の査定に加えて欲しいところだが、仕事中にさも涼しい顔をしながら屁を放ることを勘案すると差し引きゼロと言ったところだろうか。だいたい俺が涼しい顔をしているときほど疑わしいものはない。
 例の日本一美味いビーフシチューを食べてきた。今日こそ「マスター、いつものあれを」と夢のひと言を放とうとしたが、マスターのほうから先に「いつものでいいですか」と言われてしまった。はい、いつものでお願いします。
 通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"とのメール交換が最近疎遠である。少し前までは彼のことを大銀行の頭取だと思っていたからそれ相応に対応していたが、この頃は鵜飼の鵜にしか思えないので扱い方も当然そうなってしまう。
 …届きそうな気になれたんだ、今。悲しそうなフリをしただけ。体の中の予感も、ただ、照らし続ける太陽のそばへ。きみのもとへ。砂埃はずっと君を遠ざける