旧・体育の日

 千葉ロッテプロ野球クライマックスシリーズで第1ステージを突破した。試合後のインタビューで、バレンタイン監督は何を聞かれても「チバノファンハ、イチバンデース!」みたいなことを日本語で返していた。3つか4つ質問されたが、どの質問にも「…ハ、イチバンデース!」としか答えず、インタビュアーは困り気味というか、半ばあきれている様子だった。カツラメーカーのCMに出演して「トーモダーチナラアータリーマエー!」と言っていた頃のアルシンドの日本語も酷かったが、バレンタインも酷い。マーティ・フリードマンに日本語教わって来い。
 日曜日の毎日王冠(G2)は惜しかった。チョウサンと言う某終身名誉監督みたいな名前の不人気馬がレコード勝ちしたが、もしもチョウサンにブライトトゥモローが絡んでいれば、俺は50万円以上ボロ儲けしていたところである。秋の天皇賞ではレコード勝ちの反動が懸念されるチョウサンだが、ダンスインザダークの仔は使い減りしないことが特徴でもあり、決して軽視はできない。今度の日曜日の秋華賞には俺の好きなピンクカメオが出走する。ダービー馬ウォッカ桜花賞ダイワスカーレットが人気を分かつだろうけど、馬場が多少荒れてくれればピンクカメオにもチャンスはあると見ている。
 職場のプロゴルファー猿みたいな顔をした男は今日も始業のベルが鳴った後に出勤してきた。彼がパソコンのモニターを覗き込むときの顔はヤバい。これでもかと目ん玉をひん剥いて、シロアリ塚を壊しているときやアブラヤシの木の実を割ろうとしているときのチンパンジーぐらい無我夢中なのだ。あまりにヤバい顔なので病院に搬送したほうがいいんじゃないかと思った。
 本日、光子さん(祖母)が白内障の手術を無事に終えた。術後に光子さんが放った言葉は「ようし!! これで悪いところが一つもなくなったぞぉぉっ!!」という衝撃的なものだった。隠居してしかるべき年齢なのに、一体何を企んでいるのだろう。
 先週、飲み会が行なわれたばかりだが、今週末もまた飲み会である。"2時間飲み放題"とか言われても、2時間ぽっちで満たされるほどやわな肝臓は持ち合わせていない。時間外に注文して幹事を困らせるのは毎度のことだ。ある人は俺に近づき、「酒気帯びでも何でも構わないからさっさと帰るように」と頼んできた。別の人は「酒じゃなくてミネラルウォーターにしてくれ。さもなくばせめてペプシコーラにしてくれないか」と言ってきた。もう一人はユーモアのセンスがなく、「本気で痛めつけてやる」と言った。俺を脅したかったのだろうけれど、俺はまったく動じることなくカールスバーグとかソルティドッグとかレッドアイを飲み続けたよ。
 …愛せること、素晴らしい。生まれたこと、ありがとう。人は人と出会い、何を想い、消えるのだろう。数え切れないほどの恋の花はどこへ行くの