薔薇とノンフィクション

 ブログの更新が一週間ぶりとは自分でも意外である。しょこたんのブログとかはたまに見るが、自分のブログを自分じゃ読まないもんだから前回の更新がいつだったかなんて覚えちゃいない。筆の遅さに関しては三谷幸喜に匹敵する。もっとも、俺の場合は書いても金にはならないが、あちらは書くのが仕事なんだから納期どおりに原稿を仕上げなさいと言ってやりたい。
 それともう一つ、芸能人のブログにスタッフが書き込みをするなと言いたい。こちとらせっかくテレビに出ているときとは違う"素のしょこたん"と対話しているような幻想に浸っているというのに、唐突に「スタッフよりテレビ等出演情報のお知らせ」みたいな横槍を入れられると、やっぱりしょこたんは芸能人なのかと現実に引き戻される。「お前、何様だよ!!」とスタッフを怒り飛ばしたい。
 突然辞任した安倍さんのおかげで号外まで配られる騒ぎである。自殺未遂という報道もされているが、「安倍総理は健康状態が悪い」と会見する与謝野官房長官のことを病室のテレビで見て、「健康状態が悪いのはお前のほうだろう」と大笑いしたとかしないとか。たしかに与謝野官房長官は今にも卒倒しちまいそうだ。
 福田康夫さんは政界のイビチャ・オシムみたいなもので、思慮深く、ひと言ひと言に重みがある。が、かなりのタヌキである。それは支持率の高かった小泉さんの直後に総裁選に出ず、このタイミングで立候補したことが何よりの証拠と言える。麻生太郎は顔が美川憲一みたいだ。どちらが総理になっても、官邸へ帰ったらいきなり全裸になってオペラを歌い出すような心配は必要ないが、期待ももてない。
 朝青龍のいない九月場所にはあまり関心がない。昨今の角界は、朝青龍が太陽だとすると他の力士がそれを中心に公転する惑星のようなものだった。好きな力士ではないものの、欠かせない存在ではある。数年後の朝青龍については総合格闘技のリングに上がるのではないかと思っていたが、サッカーしている映像を見て考え方が変わった。ゴールへ向かう姿勢やボールへの執着心など素晴らしすぎる。ぜひ日本に帰化して日本代表の選手としてW杯を目指して欲しいと思った。

 仕事のほうは、相変わらず大ボスと大事な話をしたりして忙しい。大事な話とは、沖縄はハブがいるから大きな道路しか歩けないとか、楽天がDVDのレンタルを始めたとかそんな話である。今日などは小さな虫が顔の周りを飛びまわってうるさがっていたので、「虫はペパーミントの香りを嫌がるらしいですよ」と教えると「よし!!」と言って席を立ち、5分もしないうちにフリスクのペパーミント味を買って戻ってきた。その後、虫が去っていったかどうかは定かでない。
 明日は大勢のお取引業者と対決だし、明後日は出張だし、とにかく俺は忙しい。おっぱいのこととかもっとゆっくり考えさせておくれよ。
 …目が覚めて、ベッドを抜けて、いつもの角に、足ぶつけ。働いて、夜中になって、次の休みはこの街抜け出し、よく遊ぶ。よく笑う。よく食べる。よく踊る