「長月」と言うくせに30日までしかない

tetsuo_hara2007-09-01

 先日、日光江戸村の大忍者劇場でジャパンアクションエンタープライズの舞台を見たが、鬼気迫る完成度の高い立ち回りと、舞台を跳躍しまくる運動能力に目を奪われた。世界陸上でなかなか日本人選手の首にメダルがかからないが、ジャパンアクションエンタープライズの連中が世界陸上に出ればメダルが取れるんじゃないかと思ってしまう。
 TBS系の何かの番組で世界陸上を取り上げていて「もう一度見たいあの人」と国内外の陸上選手にスポットを当てていたが、もう一度見たくなるのは室伏広治でもタイソン・ゲイでもなく、織田裕二である。競技が終わって競技場からカメラが切り替わった先には、満面の笑みで前のめりにモニターを覗き込むの織田裕二の姿がある。日本人選手が活躍しようがしまいが笑顔は絶やさない。そして時折声を裏返らせたりしながら「いんやー、すんごいもの見せてもらった!」などとお茶の間が求めているものと、およそかけ離れたコメントを発するのだ。ある競技の予選を終えた直後には「しかし○○選手が3位とはねー! んー今回読めないわー! ホントわからないっ!!」と完全にテンションを間違えたコメント。おまけに「続いては○○選手が出場する○○です!」と中井美穂の役割と思しきところまで織田裕二がしゃしゃり出ている様子で、中井美穂は相当やりづらいと思う。織田裕二に会ったら「あんた一生懸命勉強して予備知識を蓄えたのはわかるけど、本当はそんなに陸上好きじゃないでしょう?」と言ってやりたい。NG大賞みたいな番組で、織田裕二のハチャメチャぶりを発言集として流してくれれば面白いことになるが、"民放のNHK"と言われるTBSにそんな甲斐性はない。
 駅前の飲み屋を転々としてきた。週末はポン引きのモチベーションも高く、活気があってすこぶる楽しい。家庭で簡単につくれるようなおつまみでも、居酒屋で食べると特別おいしく感じる。この頃ではレッドアイがお気に入りだが、店によって当たり外れが激しい。トマトの濃度が濃くてドロドロしたやつがうまい。フルーツカクテルバーではその場で果物を生搾りにしてシェイクしてくれるが、口に含むとアルコールが入っているのも忘れてしまうぐらいフレッシュだ。夜中にビルの地下で酒を飲んでいるというのに、果樹農園でお日様の下、摘んだばかりの果物を丸かじりしているような錯覚に陥る。酒を飲んでいるのに体に良いものを摂取しているような、あべこべな気分だ。飲みに出かける前に、二日酔いの特効薬「ハイチオールC」(画像は、市販のハイチオールCに俺独自の調合をほどこした「ハイチオール死ぃ」)を服用した。飲み屋で働く人々が常用しているというだけあって、それなりの効用はあるとみた。飲んでも平然としていられると、もう二、三杯いけたんじゃないかと後悔に似た念が生まれる。人間の(俺の)欲って際限がないんだなあ。
 通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"は憂いのダーティ・サーティである。昨夜は、ぬらりひょん(無論、"八山田のディディエ・ドログバ"のことであろう)と電話が繋がらないと憂い、次の瞬間繋がったと喜んだりしていた。二人の会話は相づちのタイミングまで容易に想像がつく。ベッドルームで革命ごっこを画策しても、せいぜい世間の物笑いのタネになるのがオチである。
 ブリティッシュロックには殆ど興味がなかったが、oasisがベスト盤を出したことを機に聞いてみた。マンチェスター出身のギャラガー兄弟が贔屓にしているサッカーチームはマンチェスター・シティマンチェスター・ユナイテッドのほうではなく、マンチェスター・シティとするところがシブい。リアムのヴォーカルスタイル、歌詞の語尾が濁るあたりはジョニー・ロットンのようだ。俺のお気に入りは、歌詞はめちゃくちゃだけどこの曲。

 …ちょっとだけ触って、ここ持って触って。ひやりと冷たいアイスです。当たり付きかもしれないからね、棒は捨てずに取っといてくれ