私に尻の穴がある限り、奴は優勝できない

 今日は少ない人員でそれなりにうまくこなせたという感想。必要最小限の仕事しかしなかったという説もある。夏を乗り切るスタミナ源か何だか知らないが、俺の隣の机の人が昨夜か今朝ニンニクを食べたようで、物凄い異臭を放っていた。古谷実的に言えば"毒ガス王子"そのものだ。異臭のおかげでやる気を失くしたことも、必要最小限の仕事しかしなかった理由に値する。

 "毒ガス王子"で思い出した。スポーツ選手に対してニックネームを付する動きが加熱しているが、いちいち「はぁ?」って思っちゃうのは俺だけだろうか。まず"ハンケチ王子"。甲子園でハンケチを使用していたのは事実だからハンケチはまあ良いとしても王子ではない。どちらかといえば王子というより球児である。他にも"ハニカミ王子"がそんなにはにかんでいるように見えなかったり、"悪ガキイレブン"がマジメにサッカーやってるところを見ると、言うほど悪ガキでもないんじゃないかと思ったり。こういう動きはフジテレビのK−1中継あたりから激しくなった印象があるが、ルーツは古舘伊知郎が実況してた頃のF1中継ではないだろうか。セナを"音速の貴公子"、プロストを"プロフェッサー"、パトレーゼを"200戦錬磨の鉄人"と称し、マンセルに至っては"荒法師"である。余談だが、ロータス時代のマンセルはピーター・ウォーから「私に尻の穴がある限り、奴は優勝できない」と批判された。その後31勝を挙げたマンセルはピーター・ウォーに対し「いま、彼が便秘をしているか聞いてみたいものだ」などと皮肉っている。それにしても「私に尻の穴がある限り」の意味が俺にはサッパリわからない。
 なかなか結果が出ないが、ただ一点を除けばオシム監督のサッカーは間違っていないと思う。"ただ一点"というのは中村俊輔のことである。多大な運動量を要求されるオシム監督のスタイルに中村俊輔が合っているとは到底思えないし、スコットランドリーグでは王様でいられる中村俊輔だが世界レベルに届かないことは欧州チャンピオンズリーグで強豪チームとあたったときに実証済みである。
 アジアカップで自由にプレイさせてもらっているのは高原や中村俊輔ではない。拡声器を持ってスタンドでやかましくしているアラブ人である。クィーンのWe are the Championの替え歌みたいなのとかさ、うるさくて仕方ないよ。
 明日から3連休だが、連休中の世間の関心はアジアカップと台風と参院選になるだろう。明日あたり北朝鮮から横田めぐみさんでも帰ってくれば戦況はガラリと変わるが、そんなサプライズがない限りは自民党も安倍ッチョも相当ヤバいと見た。
 泡盛そば湯で割って飲んでみた。泡盛の芳醇な香りとそば湯のまろやかさが奇跡のケミストリーを引き起こした! すげー美味かったんだけど!
 …ガソリンスタンドに寄った。可愛い女の店員が、オーライオーライと言った。本当に俺はオーライか? ハイオク満タン、カードで。とにかく満タン、カードで。給油口に入れるときのゴリっていう音、嫌いだ