才能があればこの世は甘い

 自殺した松岡大臣の後任に農相に就いたばかりの赤城徳彦さんが、経常経費の計上問題で窮地に立たされている。そもそも松岡前大臣は自殺とされているが、他殺説も浮上している。なぜか死因鑑定が行なわれなかった点や結局家族宛の遺書が見つかっていない点、また自殺当日の時系列の不自然さなど、不審な点も多い。大きな力が動いたのかな、国家って恐ろしい。

 連日の点滴のかいあって、腸の動きも正常に戻りつつある。病院の会計の人があまりにも感じの良い可愛らしい人だっので、危うく今日も通院しそうになった。病名は「恋患い」である。人間はもともと一つの球体だったのに、ある時男と女に分かれてしまったらしい。だから球体に戻ろうとして男性は女性を求め、女性は男性を求める。これはプラトンが唱えた"人間球体論"というもので「プラトニック・ラブ」の語源にもなっている。
 ここ2週間のうち、5日間も会社を休んでしまった。その5日間の中にはごく重要な行事も含まれていたが、どうってことはない。才能さえあれば、この世は甘いのだ。
 しかし今回のことで腸内環境にはマジで気をつけようと思った。俺は国家としての米国は嫌いなくせに、米国の文化(ロックとか)や、コーラをはじめとする米国の飲食物は大好きなのだ。メロンソーダとチリドッグさえあれば生きていけると思っていて、メロンソーダを飲んだあとに緑色に染まった舌を鏡で見るとものすごい高揚感を覚える。
 米国が嫌いというのは多くの人が思っているはずだが、国家レベルでは誰も言えないことでもある。総理の安倍ッチョは俺を外務大臣に指名すれば良い。そしたらブッシュに「戦争反対! セックス賛成!」って言ってあげるから。
 …天気がいいから気分を変えにドライブに行くんだ。フロントガラスに映った街路樹が流れていった。どんどん追い抜いてくれよ。急いでなんかいないから。俺はこの景色の色をゆっくり感じていたいんだ