カラスが鳴かない日はあっても、アンカツが勝たない日は無い

tetsuo_hara2007-06-24

 黒のカラーボックスを撤去して奥行きの浅い木目調のもの(画像)に変えたら、部屋が広く、そして明るくなった。梅雨のこの時期はマメに掃除をすることで防カビ対策にもなるそうで、模様替えのタイミングとしては絶妙とも思えた。
 梅雨入りするとラジオ番組でよく「雨の日に聴きたい曲」などを特集していて、森高千里の"雨"だとかドリカムの"晴れたらいいね"あたりがランクインされるが、俺としては雨と言えばブラックサバスのブラックサバスというアルバムに収められている、その名も"ブラックサバス"という曲である。雨音のサウンドエフェクトから入って、世にも不気味なギターリフが「ギュイーーーン」と鳴り響いて恐怖心が駆り立てられる。そのギターリフというのは、たったの3コードぽっちを延々と繰り返すだけなのだが、これがとにかく不気味なのだ。
 不気味は不気味でも、ブラックサバスの連中なら話せば分かる生身の人間という気がするが、マリリン・マンソンは本気でヤバい。目が、というか表情がまるごとイッちゃっており、シャレが一切通じない感じである。

 傷心して焦心に駆られた通称"二本松のズラタン・イブラヒモビッチ"が酔っ払って電話をかけてきて「俺は2年間何をしていたんだー!」と半泣きに近い状態だった。俺は珍しく、雨の日にずぶ濡れた捨て犬を抱きしめる気持ちになり、また一緒に酒を飲んでやりたいと思った。
 映画「舞妓Haaaan!!!」を観た。バナナマン日村勇紀がドタバタと猛ダッシュする冒頭のシーンからすでにおかしくて笑ってしまうのだが、日村の出演はほぼそこだけだった。どこからどこまでが回想シーンなのかわからなくなって混乱しそうになるが、悩んでいる暇がないほど喜怒哀楽の波がドバドバ押し寄せるような速くて濃い内容で、相当面白かった。

 たまたま時間の折り合いがついたので通称"八山田のディディエ・ドログバ"と食事をした。ケータイ電話のメール読み上げ機能の利便性を問うたところ、「お義父さん」を「おぎふさん」と音読みにしてしまう部分にとてつもない苛立ちを覚えていることがわかった。目覚しいほど進化を遂げている携帯電話だが、彼のためになお一層の進化を望まなくてはならないと思った。
 かつてないほど豪華メンバーが顔を揃えたと言われる今年の宝塚記念。俺が軸に据えたのは、安藤勝己騎手が騎乗するダイワメジャーだった。距離適性に不安があるものの、有馬記念3着の実績とそつのない走り、そしてアンカツのそつのない騎乗が、俺を「これしかない!!」という気にさせた。結局距離の壁は破れずに見せ場なく惨敗したが、自分の予想に後悔はしていない(大金を失ったことは少し後悔している)。G1請負人として名高い安藤勝己騎手は、地方競馬笠松在籍時「カラスが鳴かない日はあっても、アンカツが勝たない日はない」と言われたほどの名手である。ライデンリーダーとともに笠松から中央競馬へ参戦した95年の4歳牝馬特別はとにかく衝撃的だったが、その話は稿を改めてまたの機会に。
 …夜明けを告げる朝に、夕焼けを見せてあげたい。きっと惹かれあって、きっと恋に落ちるよ