俺が”美馬中”な理由

tetsuo_hara2007-03-19

 ガソリン高い、渋滞嫌い、駐禁ウザいから遠出はない。意外と少ない選択肢。春が来るまでの楽しみといえば、歯医者へ行くことぐらいである。受付は畑野浩子改め畑野ひろ子を三倍にしたような女性と、10年後の綾瀬はるかみたいな人のツープラトン。漫画喫茶に二泊ぐらいしそうな歯科衛生士。そして歯科医は、やたら童顔の小男がひとりとフランケンシュタインのような大男がひとり。童顔の小男に治療されるなら幸運だが、フランケン似の大男に当たってしまったら不運としか言いようがない。スリリングな待ち時間を存分にご堪能ください。
 楽しみだったTBS系「華麗なる一族」もとうとう最終回を迎えた。時代劇が主戦場の北大路欣也に現代劇はどうなのか、と思ったが、すこぶる名演だったと評価する。他のキャストは、まあ普通。山崎豊子作品は「白い巨塔」以来だが、欲にまみれた人物と理想に燃える人物を主役級に据え、互いを対決させるという構図は二作品とも同じである。また、一方に愛人がいる点、一方が死んでしまう点、そして遺書を綴っている点等、共通点は少なくない。「華麗なる一族」の場合は現実にモデルがあって、山陽特殊製鋼倒産事件(ライブドアのような粉飾決算)と太陽神戸銀行合併事件を無理矢理つなげたものである。万俵家のモデルは岡崎財閥だと言われている。田中角栄がモデルの永田大臣だが、「あのねえ」という口癖だけで田中角栄っぽさを出そうとしてしまう津川雅彦は単細胞だと思った。エンドロールで"将軍"(池の鯉)が仰向けになって浮いて死んでいたが、「華麗なる一族リターンズ」ではサイボーグとして復活するとかしないとか。俺、ホームページのキャラ別性格診断やったら美馬中だった。なんか納得いかないなあと思っていたが、ドラマ最終回で美馬中が万俵大介に向かって冷たい微笑みを見せるシーンがあって、それを見た瞬間に俺が美馬中であるというキャラ別性格診断は間違っていなかったと確信した。
 画像は、惣流アスカ・ラングレー。はめ込み式フィギュアだが、パンツは青だった。
 …どうせいつかは嫌われるなら、愛した人に憎まれるなら、そうなる前に僕のほうから嫌った僕だった。だけどいつかは誰かを求め、愛されたいとそう望むなら、そうなる前に僕のほうから愛してみてよ、と