「ホリエモンくんもまだ若いんだから」

　ぼちぼち来年度の人事が固まる時期である。そろそろ昇進するのかと思ったらそんな話はひとつもなくて、マイナス要素もないがプラス要素もなく、新年度を面白味の無いカタチで迎えることになりそうで、独りでドラえもんを見ながら「男」と刻まれたお猪口（画像）で飲んだ。
　いずれ、やがて、すべて、あとで、あえて、望まなくてもそうなる予定。すでに決定というファンタジーとポリシーの無理強い。のみやすい要求、見えにくいリスク、見えにくいリターンの連続。つまんねぇとマネーの正比例。激安、爆安、全面安。私のハートはストップ安。
　実刑判決を受けた堀江貴文（元ライブドア社長）氏がニュースに生出演していたが、半分泣きべそをかいていて痛々しかった。余程悔しかったんだろうと思う。衆議院選で堀江氏と戦った亀井静香議員は「ホリエモンくんもまだ若いんだから…」とコメントしていた。"ホリエモンくん"と呼称したところが妙にひっかかる。政治家が"〜くん"と誰かを呼んだことが過去にもあったなあ、誰だっけ誰だっけ、あ思い出した。後藤田正晴さんだった。フライデー襲撃事件のとき、当時官房長官だった後藤田正晴さんが「ビートくんの気持ちもわかる」と発言して話題になったんだった。フライデー襲撃事件に関しては、たけしとしては一発だけ殴ってその後フライデースタッフと軍団とみんなで飲みに行くつもりだったらしいが、フライデー側の「どうぞ殴ってください、これも記事にしますから」と言う態度があまりに気に入らなくてあそこまで暴れちゃったらしい。ちなみに、本来長男たるべきそんまんま東（宮崎県知事）はこの暴挙に消極的で、軍団が暴れているのを尻目に壁際でたばこを吸っていたらしく、事件後軍団との間に溝が出来たといわれている。
　しかし、刷新されたドラえもんの声優陣は、俺にとってあまりにも違和感が強い。スネ夫は意地悪そうじゃないし、ジャイアンには迫力がないし、のび太はあたふた感が足りないし、ド（中略）いと強く願う。でも感動したー!!
　…自分の中の嫌いなところ、自分の中の好きなところ。どっちが多いか、もう分かってて、悲しくなった