3月9日に聴く「3月9日」

 格闘家の須藤元気は現役時代にメタリカの曲でリングに入場するほどのロックファン。テレ東の「ロックフジヤマ」にゲスト出演した際もロックファンぶりを発揮していた。ロックじゃない(例えば「男はつらいよ」とか)曲をマーティ・フリードマンがロック調にアレンジしてしまうコーナーで、松田聖子の「瑠璃色の地球」が取り上げられたときに「須藤さん、この曲ってロックだと思いますか?」と問われ「『瑠璃色の地球』はロックじゃないけれど、聖子ちゃんの生き方はパンクですよね」と功名に切り返していた。現役時代は"変幻自在のトリックスター"などと呼ばれたが、滑らかなコメントにもトリックスターの片鱗を感じた。
 ドラマ「1リットルの涙」の挿入歌にも起用されたレミオロメンの「3月9日」という曲は、メンバー3人の共通の友人の結婚記念日を祝うために作られた曲である。ライヴでは必ずと言っていいほど演奏される曲で、漫画家の久保帯人、女優の蒼井優TOKIO国分太一がこの曲にコメントするなどレミオロメンの代表曲と言って良い。俺は、まさに3月9日の昨日、この曲を聴きまくったが、3月9日に聴く「3月9日」は一層感慨深いものがある。関ジャニ∞錦戸亮が妹の結婚式で熱唱したということでも知られているが、この曲が結婚披露宴の定番ソングになってほしいと思った。(余談だが、あい子さん(母)の誕生日も3月9日である)
 俺とは畑違いなので少しもテンションが上がらないが、海外アーティストの中でもマイケル・ジャクソンという人は別格で、来日したときのマスコミの報道は凄まじい。ビッグカメラを貸切にして買い物をしたとのことだが、興奮したマイケルが妹のジャネット・ジャクソンに向かって「おいジャネット聞いてくれよ!! "ビッグカメラ"ってな、カメラ以外のものも売ってるんだぜ!!」と言ったとか言わないとか。
 …僕の好きな君、その君が好きな僕。そうやっていつしか僕は僕を大切に思えたよ。この恋に僕が名前をつけるならそれは「ありがとう」