おかずのごはん

 本人が言っていたことだが、柳沢伯夫厚生労働相は女性蔑視発言で奥さんにまで叱られたらしい。身内に叱られるのも当然といえば当然だが、何もそれをマスコミに告白しなくてもいいのにと思った。昔、ある先輩に「恋人とか作らないんですか?」と聞いたら「オレにとって、女性は熱帯魚みたいなもんだから」と言う答えが帰ってきた。つまり、女性は恋愛対象ではなく鑑賞するものと割り切っていたようで、これはものすごい名言だ! と興奮した。ただし、そう言い放った先輩も数年後にはしっかり結婚している。
 モンキッキに続き、猫ひろしも結婚するそうだ。二人とも芸名にに動物の名前が冠されているあたりが奇遇である。っていうことは次は料理人の森野熊八さんあたりが結婚か、既婚者かも知れないけど。犬井ヒロシって線もあるかな。電話取材に応じた猫ひろしの「このたび、いい飼い主が見つかりましたので…」というコメントが好きだ。
 那須の瑞穂蔵というところで食事をしてきた。「元祖!でぶや」でも取り上げられた店である。ごはんとお味噌汁とちょっとしたお漬物類という質素なメニューだが、竈で炊いたおいしいコシヒカリをウリにしている。まず一口ごはんを口に入れてみたら甘みが口いっぱいに広がった。おいしいのと同時にとても安らかな気持ちになった。人っておいしいごはんを食べると気持ちが安らぐんだなあと思った。下手にスパイス等を使わず、小細工も一切無い。素材の味を引き出した、というそれだけである。食の細い俺がお茶碗に3杯半も喰ったというだけでも質の高さを窺い知れる。おかずなしでもいけちゃうから、マジで。ちなみに"おかず"って、ヘンな意味じゃないんで、嫌いにならないでねえー。(RADWIMPS
 うすうす勘付いてらっしゃる方もいるかと存じますが、あまり怒ったりしない性分なもので、度々出てくる"怒り飛ばした"という表現は、話を1割ぐらいに捉えておいたほうが良い。今日なども「なるべく早い時間に持ってきていただければ助かりますぅー」などとくすぐったい言葉遣いでやり過ごしたし、「怒る」という感情とはかなり遠いところから人と接している。時には「哀願」と受け取られてもおかしくない場合もあり、喜怒哀楽で言えば"怒"と言いつつ実際は"哀"だったりして、我ながらかなりのズレである。記憶を辿ってみると、最近怒ったことといえばドラクエⅢの冒険の書(セーブデータ)を弟に消された時なんじゃないかと思う。小学生の頃。
 仕事が終わってさあ帰ろうと会社の玄関から外へ出たらまだ明るいからびっくりした。日が伸びたのを実感して妙にワクワクした。こうしてこれからどんどん春めいてくれれば、"Xデー"ももうすぐだ。ここで言う"Xデー"とは、砂浜の地下数千メートルで眠っているハマグリをあらゆる手段を使ってほじくり返す計画を実行する日のことである。
 …もう手遅れなのか。誰も彼もが不自由そうだね。おー、キレイに並ぶベッドの上で眠る魂。知っていたそんなことは、知らぬ顔。知らないふりで甘えてきただけさ