鉄仮面が割れる日

tetsuo_hara2007-01-22

 「たまにはいいともを見ませんか?」と提案できない弱虫毛虫の俺だから、昼休みは常にNHKである。毎週金曜日は"金曜バラエティ"と題してバラエティ番組っぽいことをやっているが、先週の金曜はコロッケ、神奈月イジリー岡田NHKらしからぬ面子を揃え、ネタ見せ(ものまね)を行なっていた。会社の俺は"鉄面皮"の異名をとるほど笑わないキャラだが、コロッケはものまねと言いつつ半分は顔芸である。コロッケの顔芸があまりにもおもしろくて、危うく"鉄面皮"が剥がれかけた。志村けんに最も近い芸人と言える。神奈月のものまねは、描写がこまかくて非常にレベルが高い。ただしプロレスラーとか野球選手ばっかりだから男にはウケるが女ウケしない。イジリー岡田のハイトーンボイスはものまねをする上で大きな武器だ。特に坂上二郎北島三郎は絶品だ。
 映画「愛の流刑地」を見た。男女の情事に関してはいかにも渡辺淳一らしいと思ったが、法廷モノのとかが好きなのでなかなか楽しめた。豊川悦司は中年作家の役だったが、キャスターのついた椅子で床を移動するシーンなんかがすごく格好良かった。女優が寺島しのぶじゃなくてもっと俺好みの人だったら倍楽しめた。っていうか、俺の場合寺島しのぶ木村多江の判別ができないみたいだ。シベリア超特急2に出たほうが寺島しのぶってことで。
 捏造番組のおかげで瞬く間に健康食品の頂点に上り詰めた納豆だったが、捏造が発覚した途端に一気に地に落ちた。もともと豆なんだし、体に良いことに変わりはない。この惑星の住人のテレビに踊らされる体質にはうんざりだ。だが、この惑星の八代亜紀は、泣ける。
 先日、芥川賞受賞が決まった青山七恵さんは見れば見るほど妖怪人間ベラなんだ。数年前の芥川賞綿矢りささんと金原ひとみさんがW受賞したとき、綿矢りささんのルックスがネットで「萌え〜」と絶賛されている一方、金原ひとみさんは「黒ゴリラ」と扱われていて大笑いしてしまった。画像は、左が綿矢さんで右が黒ゴリラ。
 京本政樹由美かおるは歳をとらない。彼らも波紋法をマスターしているに違いない。
 …笑い飛ばせるけど、あんた片足づつ乳母車と棺桶に入れてる。あーこの島じゃ忘れそう、元来すべてが同じということを